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こんにちは、Nikon Z5。

最近の撮影で、連射機能を使用していないのに半日で5000回もシャッターを切っていました、smithです。小桜はるさんと阿蘇のせい。(褒め言葉)

はるさんマジやべぇ
阿蘇もやべぇ

さて、この度5年ほど使用したα7IIIを手放し、Nikon Z5(以下 Z5)を購入しました。

今回は、Z5を購入した理由と使用感についてお話したいと思います。この記事は以下の方におすすめです。

  • Z5が気になっている

  • 安いフルサイズが欲しい

  • オールドレンズを使用することが多い

  • ファインダーの綺麗さを重視する

2000字越えのそこそこ長い記事になりましたが、是非最後まで読んで頂けると嬉しいです!それではれっつごー!


α7IIIを手放した理由

私が写真を始めたのは、子どもが生まれてその成長を記録したかったからです。子どもが1歳の時にα7IIIが発売され、瞳AFの精度やAF速度、フルサイズの中では比較的コンパクトという点に惹かれて購入しました。

たくさん写真を撮る中で、現行レンズの「写りすぎる」ということに疑問を感じ、オールドレンズを使い始めました。現在は、作品撮りでは9割、日常では5割程度オールドレンズを使用しています。

SONYはフルサイズミラーレスの先駆けであり、オールドレンズを楽しむための様々なマウントアダプターが存在しています。この事からも、自身の使用用途に合っており、長年使用してきました。

また、緑や青の発色が良く、私の撮影スタイルとも合っていました。機能性やレスポンスには問題なかったものの、長年使用すると不満も出てきます。それは「室内での色かぶり」と「ファインダーの解像感」でした。

α7IIIの青
α7IIIの緑

室内での色かぶり

暖色被り(特にマゼンタ)しやすく、特にポートレートにおいて肌色が悪くなりやすい。自然光なら問題ないのですが、人工光だと肌が茶色くなりどうにもなりませんでした。

撮って出し
現像で色味をかなり調整したので、やや立体感に欠ける(写真自体は好き、モデルさんも素晴らしい)

ファインダーの解像感

オールドレンズを使用するにあたって、α7IIIの解像感の低さは厳しいものがありました。ピントの山がみえないため、ピーキングやピント拡大は必須であり、ファインダーを覗くことが多い私にとっては辛いものがありました。

α7Ⅳにしなかった理由

上記の問題を解決したのがα7Ⅳ。カラーサイエンスが変わって色が良くなり、ファインダーも綺麗になりました。AFも早く、より正確になり、おおよそ理想のカメラ。ただ、問題はその価格。AFをほぼ使用しない私にとって、約30万円は厳しい・・・!そんな時に出会ったのが、Z5でした。

Nikon Z5を購入した理由

一番の理由は「色味」でした。α7IIIはコントラストが強すぎると感じることがあり、以前サブで使用していたα7IIやα7Rの方がしっくりきていたのですが、これらに共通するのが表面照射のセンサー。Z5は表面照射であり、α7IIIは裏面照射。一般的に裏面照射の方がコントラストが強くなると言われており、このことから、Z5の方があっているかも・・・と思いました。室内でも変な色かぶりがなく、ナチュラルな色味。

Z5で明るさのみ調整。蛍光灯の下でもナチュラルな色

次に、澤村洋平さんのZ5の写真が素晴らしく美しいこと。CP+や著書「あの人が自分らしい写真を撮れる理由」でのZ5の作例の透明感が素晴らしい。また、カメラ仲間のジュンさんがZ5を使っていて、こちらも色味が綺麗だったことが大きなファクターとなりました。

上記に加えて、ファインダーが本当に綺麗でピントの山がつかみやすい(私にとっては)、ボディ前面にボタンがあり、シャッターボタンから指を離さずピント拡大できること。Nikon唯一のSDダブルスロット、価格が安いことも相まって、購入に踏み切ることにしました。

Nikon Z5の作例

Z5+CONTAX planar50mmf1.4
Z5+CONTAX planar50mmf1.4

オールドレンズとの相性
何回も言いますがMFは間違いなくやりやすいです。ピントの山もα7IIIより掴みやすいですし、ピント拡大もスムーズ。フランジバックがかなり短いため、マウントアダプターが存在するものであれば、ほとんど全てのオールドレンズを装着できます。
※ただ、フランジバックが短すぎる上にマウント径が大きいため、マウントアダプターがデカくて長い・・・

Z5の気になること

ピント拡大

ピント拡大がシャッター半押しで解除できない。せめて選べる仕様だったら嬉しい。あとボタンが大きく軽い押し心地のため、意図せぬタイミングで指が当たってしまい、ちょっとイラッと・・・

LeicaM10のようにもうちょい上に配置して、出っ張りを小さく押し心地を固くしてもらえたら誤操作がなくなってより良くなると思うのでNikonさん是非お願いします・・・!

暗所のAFの弱さ

分かってはいましたが、やはり暗所でのAFは迷います。α7IIIならピントがあっていた所も外します。特にAF-Cで顕著ですが技術でカバーできるのと、MFに切り替えなくても、常にピントリングを回せばMFできるのでMFで補助すれば問題なし。(レンズによるのかな?)

カスタマイズ性

カメラメーカーとして培われてきた操作性は流石だなぁと思う反面、ボタンに設定できる機能が決まっているので、(ピント拡大がカメラ前面のファンクションのみなど)ややカスタマイズ性が悪いです。ソニーは家電メーカーと言われますが、ほぼ自身が思う設定、ショートカットを割り当てられるので慣れると快適。(慣れるまで大変)

Leicaとの比較

上手くはまると、どちらで撮った写真か分からないことがあります。α7IIIは全く別物だったので、これは嬉しい誤算でした。コントラストなど違いはありますが、撮って出しだとたまにどちらか分からないことがあります。

LeicaM10+summilux35mm2nd
Z5+CONTAX planar50mmf1.4

おわりに

低価格帯のフルサイズミラーレスとしては、間違いなくおすすめできます。特に緑の発色はLeicaに迫るものがあり、Z40mmも軽量コンパクト、かつ防塵防滴で安心。乗り換えて良かったと思っています。もし同様に悩んでいる方がいらっしゃれば、参考になれば幸いです。

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