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QOLを支える5つの要素

日々を生きていると、自分の人生は誰のためにあるのだろうと思えてくる事があります。

**「I was born」

「私は生まれた」**

中学生時代、僕は受け身な姿勢でこの世界に生まれ落ちたのだと思っていました。自分の意志で生まれてきたのではなく、誰かが意図して生んだのだ、と。だとしたら、今、自分の置かれている状況は、自分の意思とは無関係のところで働いている何かなのかもしれない。信仰している宗教は仏教であり、浄土真宗、一神教ではないので神を信じているという話では全くもってないのですが。
ただし、この一文には大事な部分が抜け落ちているのです。

「by my mother」

「I was born by my mother」

まあ、こんなことは当たり前なのですが、こういう暗黙知は意図的に抜け落ちている時に、時として本質的な何かを考える隙を与えてくるなあと思います。

もし、ジャン・カルヴァンの予定説風に言うならば、自分はどれだけ善行を積んだところで、神に救済されるかどうかは決まっているので、日々のそれは全くもって無意味な事となりますが、僕は、そうは思いたくないので、自分の人生には、自分が生まれたことには何かの意味があり、それは、自分の使命感が生まれた時から、意味を帯びてくるのだろう、というのが現在までの解釈です。


前置きが長くなりました。というのも、先日ツイッタランドのTLで流れてきた山口周さんのツイートについて考えていました。

山口周さんの著書には、僕と友人が影響の受けた本もありますので、一応共有しておきます。


話を戻すと、どうやら山口周さん曰く、人生の質を左右するのは5つの要因があるようです。

①住む場所
②やる仕事
③身の回りのモノ
④余暇にやるコト
⑤一緒にいる人

①住む場所

僕は、今名古屋市に住んでいます。そして、それなりに不自由のない立地に満足しています。
ただ、ここで言う住む場所の文脈は、好きな場所かどうかだと考えます。
名古屋市に住み始めて、来月でようやく1年が経ちますが、正直言って好きな街ではありません。

※名古屋を侮辱しているわけではないです

というのも、大学時代に過ごした京都という場所が最強すぎました。
京都といえば、碁盤状の十字路、歴史的建造物の数々などが有名ですが、個人的には、新しいモノと古いモノが共存している街並みや空気が好きでした。古き良き伝統と文化を守りつつ、変わりゆく世の中に追從せんとばかりの最先端テクノロジーを駆使した建造物。そして、大学時代の住まいの横には、カップルが等間隔で座ることで有名な鴨川河川敷があり、なにか物思いに耽りたいときには、あの河川敷が僕の居場所としてそこにありました。僕は京都に住みたいです。


②やる仕事

好きかどうかという文脈で語ると今の仕事は好きです。

扱う商材は服ですが、僕が属している会社のミッションは、服を変え、常識を変え、世界を変えていくことなので、強く共感していますし、自分のミッションとも重なります。自分のミッションについては前々回のノートに書きましたが、誤って消してしまいました。。。死にたい。。。

僕は基本的に、問題を自分で考え、問題解決するために仮説を立て、課題を課し、解いている時間が一番好きです。現職は、自分の解決したい課題が次から次へと降ってくるので、毎日大変なこともありますが、充実していると感じています。


③身の回りのモノ

僕は、いい香りのするものが好きなのですが、この前名古屋のキャバ嬢が愛用しているシャネルのボディクリームを買って自分の身体に塗った時の幸福感はやばかったです。寝室には、アロマスティックを置いていますし、テーブルにはいい香りを放つ瓶に入った何かを置いてます。いい香りに囲まれて幸せだ、、、

意外とこだわりのある好きなモノとかはあまりないので、そういう意味では、僕にとってこの要素についてはあんまり解釈できていないのかもしれません。


④余暇にやるコト

これといって趣味はないのですが、自分がやりたいと思ったことを何の障壁もなく行動に移せる状態が、僕にとっては大事です。
例えば、「この人に会いたい!」と思った時に会えるとか、「この本を読みたい!」と思った時に、1日中使って読めるとか、そういうときに幸福を感じます。同僚や、学生時代の友人が楽しそうにお酒を飲んでいるところやゴルフを楽しんでいるところをInstagramのストーリで見ても、自分がやりたいと思ってなければ結構どうでも良かったりします。

この余暇について考える時、僕たちはどうしても誰かと比較して自分の方が楽しんでいるとか、彼ら彼女らの方が楽しそうだとか感じてしまいます。それを助長するのが、Instagramをはじめとする、SNSのもたらした社会現象だと思いますが、今は、自分がどう感じているかの一瞬一瞬の方に目を向けているのだと思います。

ただ、週の5日間を拘束されている感じている人にとっては、この「余暇にやるコト」という要素は、QOLについて考えるときにかなり重要なコトだと思います。逆にいえば、ここの比重が高いと、今、思った方は、2つ目の要素である「やる仕事」というところに関して、見つめ直すことで、かなりQOLが向上すると思います。


⑤一緒にいる人

この要素は、かなり重要だと確信しています。
僕には、恋人もいなければ、親しい友人も近くにあまりいません。

親しい友人と過ごす時間は、かなり減りました。社会人になって、大多数が散り散りになってしまう、どうしても距離は離れるものかと思います。

この東京エイティーズという漫画は、最近読んだ中でもマスターピースの類のそれでした。

舞台は、1980年代、社会人の主人公は、ある大学時代の友人の死をきっかけに大学時代の青春を回顧します。


恋人に関して言えば、もともと異性を好きになりやすいタイプなので、そういう存在が近くにいてくれればな、と思うことは結構あります。実際に、そういう存在がいたときは、自分が毎日安心して過ごせている感覚がありました。
親しい友人も、これから次々に結婚していくような世界線で、毎晩、一人だけこの社会から取り残されているよう気分にさえなります。

街を歩いていると、楽しそうに笑うカップルを見たり、幸せそうな家族を見るたびに、胸があったかくなります。同時に、少し寂しく感じてしまうこともあります。
こんなとき、アーティストは絵を描いたり、音楽にしたりするのだろうなとか。

ELLEGARDENの細美武士さんは、何気ない日常の中、ふと空を見上げた時に虹がかかっている情景を見たとき、この瞬間に感じたことや刹那的な体験は、虹がかかった時に記憶として呼び起こされるのだろうと思い、「虹」を作詞しただろうし、

そうやって自分の胸の内を表現するのならば、いっそのこと、歌でも書こうか、ライトノベルでも書こうか、とか。そういうことを考える毎日は、結構嫌いじゃないんです。


話は脱線しかけましたが、日々の中で、自分の生活、人生はまだなんとなく物足りないなと感じている方には、この5つの要素で自分のライフスタイルを見直してみることが結構おすすめです。


まあ、自分で実行しないと全く意味ないんですけどね。自戒も込めて。




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