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日本とアメリカの大学を経験して見えた新しい世界

<Liliaさんの基本情報>
東京都出身
・明治大学ダブルディグリープログラム(DDP)
・San Francisco State University
・Sociology 専攻


自己紹介/バックグランド

東京都出身で、現在はSan Francisco State University(SFSU)と明治学院大学のダブルディグリープログラム(DDP)(※)でSociologyを専攻しています。アメリカの人種差別の現状、州ごとの違い、LGBTQコミュニティーについて勉強することに興味があり、この専攻を選びました。

留学のきっかけ

留学への興味は中学2年生の時の2週間のSummer International Schoolプログラムへの参加がきっかけでした。その経験を経て英語への意識が変わり、異文化交流の面白さを知りました。その後、尊敬する先輩がDDPで留学した話を聞き、このプログラムでの留学に興味が湧くようになりました。高校生の時の進路選択で色々悩んでた時に、1番英語力を伸ばしたいと思い、明治学院大学に行けばDDPがあることも知っていたので、そのプログラムを使って留学することを目標に進路も選択しました。もし、他の大学に行ってても絶対に何かしらの形で、留学はしていたと思います。

留学までの準備、アドバイス

留学を決める前に、両親やDDPで留学を考ている友達とたくさん話し合いをしました。金銭的補助をしてもらうのは両親でしたし、大学側からも「このプログラムは親の許可なしに留学させることはできない」と言われていました。ありがたいことに両親はこのプログラムに参加することに賛成的であったため、相談はしやすかったです。また友達は、同じ悩みを抱える仲間として協力しやすかったし、話しやすかったです。留学先の情報収集に関しては、留学へ行くことに決まってから、YouTubeなどでサンフランシスコの状況や留学生の生の声などについては聞いていました。私の場合、大学を通してのプログラムだったため、大学側がSFSUのinternational advisorを学校に呼んでくれたり、コロナの時期が始まってからも、オンライン上で先輩と話す場を設けてくださり、DDPでの留学状況について話すことができました。
また、明学のポータルサイトにある掲示板を毎日チェックして、いつ説明会があるのか、いつ先輩との交流会があるのか、いつそのプログラムの応募が始まるのか、また単位変換に関する情報などを集めていました。

どんな留学生活を送っているか

月曜日から木曜日は、クラスへ行きその後図書館で課題、友達とご飯、寮へ戻って課題、そして寝るというのが平日のルーティーンです。金曜から日曜は予定がある日はタウンに出かけたりパーティーへ参加したりしています。それ以外の時間は基本課題を終わらすことに集中しています。学期によりますが、私は要領が悪いため、結構勉強に時間をかけることが多かったと思います。うまい具合に割り切ることができず、無駄に時間がかかっていました。18単位(普通は15単位)を取っていたときは、隙間時間があれば常に勉強していました。

留学生活のリアリティ

日本人は周りを見て察することが得意だと思いますが、アメリカでは多くの場合その「察して」が通用しません。そのため、はっきり意見を言うことが得意でない私にとって、自分の意見を言うことは、自分が意識して変わらなくてはいけないことの一つでした。また、寮ではルームメイトと一つの部屋をシェアしていました。1年目の時のルームメイトは、整理整頓があまり得意ではなく、時折許可なく私のものを使ったり、壊したりすることがありました。何かあるたびに注意しても、全くなおる気配もなく、Resident Assistant(住居者が安心して寮に住めるようにハウジングコミュニティーを管理してくれる人)と話し合いすることなどもありました。寮では、寝る時間、起きる時間、どれだけ綺麗好きか、寝る時は電気をつけるかつけないかなど、お互いの生活習慣が違う人たちと生活することになります。ちょっとした自分の当たり前が、相手にとっては当たり前でなかったりするので、それがきっかけで誰かが嫌な思いをすることもあります。自分の住処を住みやすいものにするためにも、お互いがリスペクトすることは本当に大切なことであると思いました。寮生活の経験は留学生活の中で、自分自身も成長できる意味のあることだったと思います。
友達作りは、自分から声かけないと友達になれないため、とても苦戦しました。私は、元々自分から声をかけるのが苦手なため、友達を遊びに誘うことがあまりできませんでしたが、日本にいた頃よりは自分の殻を破るように心掛けました。誘ってくれた誘いにはなるべく断らないようにし、遊びに行くようにもしていました。
勉強に関しては、日本でも私が所属していた学科ではアメリカの大学形式で勉強していたため、アメリカに来てからも日本の大学との差にはそれほど驚きませんでしたが、リーディングが非常に多く、それを基にディスカッションを行うという授業スタイルでした。また、必ずディスカッションの時間があり、それは私にとって苦痛なことで、ディスカッションで発言できなかった時の精神的なダメージは大きかったです。
初めは生活に慣れるためにバイトをしていませんでしたが、時間が出来た頃に、学内のバイトへ応募してみました。しかし、学内のバイトは全然通らず、やっと通ったと思ったら「貴方はもう卒業するから無理」と断られ、結局バイトすることが出来ませんでした。私が留学していたころ、特にサンフランシスコは物価が高く、円安も相まって、学校で提供されてる無料の食材をもらうなどお金を抑えられるところはなるべく抑えられるようにしていました。

留学して良かったこと/成長したこと

留学の期間は限られているため、色んな経験をしようと思い、日本ではできないことにも積極的に取り組みました。自分から外に出て行動することで、自然と様々なことを知り、経験することができました。勉強の面でも、日本では学べないことや、異なる視点から学ぶことができて、非常に面白かったです。留学を通じて、様々な文化の人々と交流し、新しい価値観に触れることができ、自分の視野が広がりました。また、自然に英語力も向上しました。

留学でツラかったこと

過去に自分の英語をバカにされた経験があり、アメリカに来て3ヶ月くらいは留学しにきてるのにも関らず、周りからの視線が気になり英語を話したくありませんでした。しかし、ある時から、自分がひどい英語で話してるのに意外と人と最低限のコミュニケーションは取れていることに気づき、自分のマインドを変えて「もう何にも気にしない」となってから英語を話すことへの抵抗が薄くなっていきました。
また、友達とコミュニケーションで、言いたいことがすぐに言えないことが悔しかった記憶があります。「私日本語だともっと面白いんだけど???」という思いがずっと心の中にあって、英語で話している私も面白いと思ってもらいたいと常に思っていました。
ちょうどその時期に、アメリカ人の恋人ができて、自分が英語できるようになればもっと色んな会話が恋人と出来るのに!!!という思いが強くなっていき、彼に甘えていた部分も少しあるかもしれませんが、自分の母国語でのコミュニケーションがとれない恋人ができたことが英語へのモチベーションを上げてくれました。

留学を目指す人へのメッセージ

留学はいろいろな人に出会う事で価値観が広がり、自分の視野を広げてくれる素晴らしい機会です。いろんな目的をもって留学する人がいるので一概には言えないけど、適度に社交的に慣れる人は留学を通してさらに大きな成長を見込めると思います!社交的出ない人もこの留学期間は、無意識のうちに人と関わる機会が増えると思いますので、違う自分を見つけられるよい機会にもなると思います。


最後まで読んでくれてありがとうございました!

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※ダブルディグリープログラム(DDP) = 日本の大学に入学した後、提携校に留学し、日本と海外の両方の学位を取得できるプログラム。

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