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大好きな4月の始まり

2023年4月1日
私は17年間過ごしてきた学生生活とお別れをして、社会人になる。

私は4月が好き。
寂しい別れがあれば、嬉しい出会いもあったり、
何かを手放さなくてはいけない代わりに新しいものを手にいれたり、
新しいことばかりで心がざわざわして落ち着かなくなったりで、
慌ただしい日々が続く印象が4月にはあるけれど、
そんな中でもふと窓の外に目をやると暖かい日差しとともに薄いピンク色の花が風に揺られてたり、
耳を澄まさなくても鳥のさえずりが自然と耳に入ってきたり、
道行く人の顔がいつもよりどこか穏やかだったりで、
そうすると不思議に私の心も穏やかになる。



1年の始まりは1月1日だけれど、
日本の新学期や新生活は4月から始まるところがほとんどなため、
私は1月1日よりも4月1日のほうが、
どこか身が引き締まるし、心持ちも新しくなる。

特に今年の4月1日は冒頭でも書いたように、社会人となる節目の日。
自分のこれまでの成長やこれからの将来など、様々な想いが頭の中に湧き上がってくる。
ちなみに今日から私は3年日記を付けることにした。
社会人生活。学生時代よりも辛いことや大変なことが多い印象がある。
それらに負けないように。そのときの気持ちを忘れてしまわないように。
日々自分の気持ちを綴ろうと思う。



話は少し逸れるが、私は幼いころから海外にとても魅力を感じている。
そして念願の、初めて海外に行った日から私は海外に魅了され続け、
今すぐにでもパスポートを持って日本を飛び出し、見たことのない景色を目に焼き付けて、知らない文化に肌で触れたいと常に思っている。

でも、この季節だけは少し、その気持ちが薄れる。
私の苦手な寒い冬が終わり、重たいアウターを羽織る必要もなくなり、
通りは梅や桜など様々なピンクで溢れかえる。
この時は、心の底から、日本に生まれて良かったと思う。
春夏秋冬という素晴らしい四季があり、ご飯はどれも美味しく、
独自の文化を持ち、比較的多くの国の人に好かれている国、日本。
海外で、"I'm from Japan"というと、大抵の人が「日本に行ってみたい」「日本大好き」「○○ていうアニメ好きだよ」といった、嬉しい反応をしてくれる。これってすごいことだと思う。

「日本に生まれただけで勝ち組」
どこで、どんな媒体でこの文字を目にしたのかは覚えていないけど、
どこかでこの文字を目にしたとき、勝ち組や負け組という言葉は好きではないけど、
でも、本当にその通りだと思った記憶がある。

もちろん日本にも様々な問題はあるし、
日本に生まれたから必ず幸せだというわけではないけれど、
私は桜の季節、心底自分が日本で生まれ、日本で育ち、日本人で良かったと思う。



話が逸れまくったけど、
この春
私は新しい環境で、
私らしく、輝きたい。

2023.04.01. すみれ

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