今日の問いづくり授業日記502【学んだら、実践】

昨日はこども国連井澤さんの「対話や学びを深めるための問いづくり」講座を受講したワタクシ。そこで学んだことを生かすチャンスが、早速今日訪れました。

生徒との(二者面談)という名のトークタイムにて。文系か理系かどちらを選択したら良いか悩んでいる生徒に対しての僕の問いは以下の通り。

(過去の事実確認の問い)
僕:中学の時にいい点数が取れた科目は何だった?
生徒:社会です

(過去の感情解釈の問い)
僕:じゃあ、中学の時に得意だった科目はなぁに?
生徒:英語です。

(現在の事実確認の問い)
僕:高校に入って、新聞読んでる?
生徒;いいえ。時間ないです。
(問いを修飾して解像度を上げる)
僕:じゃあ新聞を読む時間を確保するために、自分の平日の生活のどのシーンを削ることができる?
生徒:スマホいじってる時間、ですかね。

(現在の感情解釈の問い)
僕:じゃ、高校でこの授業は面白いな・興味深いな、と思う科目は?
生徒:数学です

(未来の事実確認の問い)
僕:将来は何をして人の役に立ちたいと思っている?
生徒:スーツを着て、人とコミュニケーションを取ることで人の役に立ちたい、かなぁ。

(未来の認識確認の問い)
僕:そんな自分になるために、これからどんなことを意識して勉強すればいいかな?
生徒:社会に目を向けるとか、どんな仕事がAIにとって変わられるか、とかですかね。

僕:どう?ここまでの会話で、自分は文系理系のどちらを選べばいいと思う?
生徒:文系だと思います。

(一部脚色しましたが)思考をドライブする問いが作れた結果、生徒の思考をガイドできた面談となった気がしています。

ここからの課題は、自らの思考をドライブできる問いを、生徒自身が作れるようになることです。

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