今日のICT授業日記215【教員のマインドセット】
宮城県高等学校メディア教育研究大会、というのがありまして。今日はそこで事例発表をしてまいりました。
「society5.0に向けて、VUCAな時代を生きる生徒たちを育てる先生こそ、時代にあったマインドセットが必要ですよね。一緒にマインドセットをアップデートしていきましょうよ。」という趣旨の話をしてきました。
とは言え何をどうアップデートしたらいいかわからないという先生方のために、石川先生の「2020年からの新しい学力」を先生たちの教科書として紹介させていただきました。この本を読んだら、思考コードのC軸に寄った授業をすることに興味が出てくると思うんですよね。「受験知識注入vs思考力判断力表現力」という二項対立がそもそも間違っているということに、気付くと思うんです。
事例発表として、Twitterを使った授業を紹介させていただきました。教材準備に全く手間がかからない上に導入効果は高く、SDGsに紐づけられる魔法のようなツールだということをアピールしてきました。
こういった授業を通して生徒が社会の課題を自分ごと化してくれて、人生のどこかのタイミングで課題解決のために立ち上がってくれたら、こんなにありがたいことはないな、と思って取り組んでいます。
全体会では関西大学の黒上晴夫先生の「考えを可視化する」という講演を拝聴してきました。その中で紹介されたシンキングツールは秀逸でした。やはりデジタルを支えるのはアナログであり、相互補完的に成り立っているなと改めて感じた次第でした。
受験vs思考力、アナログvsデジタル。双方が共に生きる道を探れるといいですね。みんながハッピーになるために、対等に対話を重ねることで。
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