あの頃の自分を許した日

30年来の友人から久しぶりにメールが届きました。

学生時代にお世話になった先生が、この春に校長に就任したそうで、皆でお祝いを贈る話が出ているそうです。

好きな先生だったし、お祝いをご一緒させて頂くのは良いのですが、私にとっての大きな問題は、その友人に返信をすることでした。

その友人は、かつては親友と呼べるほど親しい間柄でした。若かりし頃の良き、悪き、恥ずかしき、全ての部分を共有した友人です。しかし、大人になるにつれて、少しずつ感覚の違いを感じるようになりました。

それでも、また楽しく話せるといいな～と期待して会い続けていたのですが、次第に全く話に共感できなくなり、会った後はぐったりして動けなくなるほど疲れるようになりました。

もう連絡を取るのをやめよう。

ある時ついに決心して、メール、SNS、年賀状、その友人からの連絡に一切反応しないようにしました。その友人との関係が悪くなることで、学生時代の別の友人達とも疎遠になるかもしれないと思いましたが、それならそれで、しかたないかなと。

しばらくは一方的に連絡がきていました。次第に連絡は、数か月、半年と期間があくようになり、ついに完全に連絡がこなくなりました。最後に会ってから15年以上はたっていると思います。

話は、久しぶりに届いたメールに戻ります。

このメールに返信したら、またつながりができてしまうかも・・・

そんな思いが頭をよぎり、返信をためらいました。一方で、届いたメールを無視するという行為に対し、本当にそれが最善なのかを問う思いもありました。

よし、オラクルカードに聞いてみよう。

三枚引きをしました。
左から順番に、3つの意味を示します。


1.原因
Nine of Winter
根拠のない恐怖感
最悪のシナリオに注目する
必要以上の心配

2.今取り組むべきこと
The Star
希望と楽観性を持って未来を見る
信じる力は山をも動かす
困難さを和らげる幸せな変化

3.その結果としての未来
Ace of Spring
行動を起こす時
恐れずに楽しみながら自分の一番大切な夢を追いかける
素晴らしい仕事のチャンス

カードのメッセージを受けて、スッキリしました。
うん。やっぱり、返信しよう！！

連絡をとらない間、私も友人もそれなりに人生経験をつんできたでしょう。あの頃のままの、私たちではないのです。

仮にまたあの頃と同じ状況になってしまったとしても、無反応という形で一方的に遮断しなくても、今なら他の方法を考えられるような気がします。そう、自分を信じ、大丈夫だと思いました。

友人からの連絡を無視し続けた自分を責める気持ちがずっと心のどこかにあったような気がします。
でも、あの頃はそれが精一杯でした。それはそれで、頑張っていたのだと当時の自分を許そうと思いました。

そして

オラクルカードのメッセージで勇気をもらい、短い文章ながら友人へ返信することができました。

この返信が今後どのような展開を生んでいくのかはわかりませんが、希望と楽観性を持って、新しい関係を築いていければ良いと思います。