「いいね」は「どうでも『いいね』」
SNSでは「いいね」「お気に入り」などのツールがあります。noteで言う「スキ」ですね。
私からすれば、それが全然「いいね」でも「スキ」でもないわけです。良くないです。
「いいね」されてこちらが何をしたらいいのか分かりませんし、何より「いいね」の意味がよく分からないことが多いからです。
以下は「いいね」の意味と所見です。
・お気に入りにする
「いいね」を押すと自分の「いいね」フィード(お気に入り欄)に入れることができます。それを後から見るというのなら分かります。ただ正直その意味合いなら、私は「勝手にして通知とか表示とかいらんから」と思います。
・広めたいわけではない?
共有や拡散(リブログやリツイートなど)は「みんなこれ知って!見て!」という意味です。ところが「いいね」に広める意味はあまりありません。ちなみに現在Twitterの「いいね」は、その人の「いいね」がフォロワーのタイムラインにたまに表示されるという中途半端な仕様です。
・仲良くしたいの?
仲良くしたいから「いいね」を押すのでしょうか。分からなくはないですが、そうならそうと言ってほしいです。言葉や文字じゃなきゃ伝わりません。逆に「いいね」だけで済ますのは、仲良くしたくないからという考え方もできます。
・見たよ
「見たよ」の意味合いもあります。それならまあ分かります。ただそれなら、「見たよ」ってアイコンやボタンがあるSNSがあったほうが良いと思いますが。それにその意味合いだと、見た場合「いいね」を毎回押さなくてはならず、無い場合は見てないのかという問題も出てきます。
・良いね
コメントするほどではないが「良い」という意思表示を伝えるのなら分かります。ただ、気持ちは嬉しいですが、どう「良い」のかが分かりません。
・ただの宣伝
宣伝目的の「いいね」も多いです。家のポストに入っているどうでもいいチラシと何ら変わりません。自分にとって良いサービスや商品の広告なら良いですが、私はそんなケースは今まで全くありませんでした。
私には「いいね」が、
お気に入りに入れたいのか
拡散したいのか
仲良くしたいのか
関わりたくないのか
「見たよ」なのか
「良いね」なのか
宣伝なのか
意味が多すぎて判断するのが面倒です。
私はもう「いいね」した人を見ていません。「また宣伝かよ」「どういう意味?」「で?何がしたいの?」となります。
私からすれば「いいね」は「どうでも『いいね』」です。
「面倒くさい考え方だな、もっと気楽にSNS使えよ」って言葉が聞こえてきそうですが、私からすれば逆にそういう人達が面倒くさいです。ここではあえて触れませんが、気楽に使うのならもっとSNSをこうしたほうが良いとか、こう使うとかいう方法があるのですが、それをよく分からなく面倒くさくしてるのは果たしてどっちなんでしょうか。
もちろん上手に使えば、コミュニケーションや意思表示を円滑にできると思います。ただ本当に「良い」のなら、メッセージやコメントでどこがどう「良い」のかを伝えたほうが良いと思います。あるいは、ちゃんと共有や拡散して広めたほうがその人の為になります。
人間は言葉や文字という高度なコミュニケーションツールをもっています。にもかかわらず、アイコンやボタンあるいはごくごく短い文章で意思表示するこの現代のSNS社会が、私は好きではありません。
100の「いいね」より、どう「良い」のかを伝えてくれる1つのメッセージのほうが、少なくとも私は嬉しいです。
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