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はたち

二十歳になる。
と言えば成人。日本人にとっては少し特別なことなのかもしれない。別に二十歳の誕生日が来たからといって自分が急激に変わるわけではない。誕生日なんて毎年くるものだ。でも、なんだか心機一転頑張れそうなのも事実だ。

「二十歳になったら家を出て行ってもらうから。」小さい頃お母さんに言われた一言でずっと二十歳という歳を特別な区切りだと感じている。家族と住むっていう自分にとって当たり前の概念が永遠ではないことを知った。大人になることがすごいことに思えた。まあ、結果的には十八歳でアメリカに旅立つわけなのだが、十八年間家族と過ごした時間は言葉では表せないほどに私にとって大切なものだ。家族と離れてから知った、家族という代わりのいない存在の重大さ。不思議と家族の前では弱さを簡単に見せる事ができる。気が抜ける。自分の心がふっと軽くなる。そんな感じ。同時に子供っぽくなる自分。家族といる時が素の自分自身なのだろうか。

実際少し前まで早く大人になりたいーって思っていた。でもいつからだろう、子供の時の何からの縛りもない自由度が再び手に入ることはないのだと実感する。もっとこうしとけばよかったなーっていう後悔は全くないのだが、こういうことも出来たよなーって思うことはいくつかある。優等生な真面目な自分なんか捨ててもっと本能のままに動いてみればよかったのに。色んなことを大目に見てもらえる子供のころに無駄にませていたのかもしれない。笑 それはそれで悪いことではないのかな。

ふとしたときにいつも思うのは、その瞬間は二度と戻ってこないということだ。だから石橋を叩いて渡りたがる自分に言いたい。やらない後悔よりやる後悔。マイナスになることなんてない。リスクを取らないで、守りに入っていたら進化なんてできない(最近見ているアニメからの受け売り笑)。だから少しずつでいいから、失敗することを恐れずに挑戦していきたいと思う。

災害や事件などのニュースを日々目にするが、本当に人生はいつ何が起こるかわからないんだと思う。だから「今」を大切にして生きたい。いつ自分に何かがあってもいいように、常日頃から周りの人に感謝を忘れずにいたい。でも同時に、これからの将来については、大きな夢を膨らませてワクワクしたい。そして休憩をとりながらも全力で走っていたい。

だって今日という日はこれからの人生の始まりの日だもの。

#心機一転 #がんばろう

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