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【愛と死生観】Ivs You→We 「愛するということの本質的意味」

突然ですが、愛するという意味について深く考えたことはございますか?

Immature love says: “I love you because I need you.” Mature love says: “I need you because I love you.”
未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。
成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。
- Erich Fromm (エーリッヒ・フロム)

最近の多くキャリアコンサルにご相談にいらっしゃる、幼少期に無理に大人にならなければ
いけず、生きづらさを今なお引きずっていらっしゃる方に、エーリッヒ・フロムの名著に書かれている
この一節が大きな意味をもつ言葉であることがわかりました。

幼少期に無理に大人にならなければいけず、生きづらさを今なお引きずっていらっしゃる方
の特徴として以下が挙げられます。
・自分の判断に自信が持てない
・他人の言動に強く左右され気持ちや行動が落ち着かない
・孤独感が強く感じられ、人と一緒にいても一人でいても疎外感を感じる
・感情の起伏が激しい
・感情のコントロールが苦手
・罪悪感を持ちやい、自罰的、自虐的
・物事に過剰に反応してしまったり、抑制しすぎてしまったりする
・世話をやきすぎてしまう
・必要以上に自己犠牲的
・人間関係が難しい
・強く依存的だったり支配的だったりする

一般的にアダルトチルドレンと呼ばれる、機能不全家族の環境下で
育った方ですが、病気ではなく認知の傾向を有する特性のことを指します。

アダルトチルドレンは「生きづらさ」に焦点を当てている言葉です。
アダルトチルドレンという言葉を用いることによって、子どもの頃から自分を
責めることが中心だった人や、自分の感情や、やりたいことを優先できなかった人が、
育ちの中で様々な影響があったこと、自分が悪いのではなく現実的な問題あったことを
理解することができて、傷ついていた自分を受け入れ、
より良い生き方の選択肢があることに気づくことが大切とされています。

家族関係を見直し、新しい関係に変えていくことによって改善したり、
恋人関係の中でゆがみのない愛の形を体感することで、傷が癒され
生きづらさが回復していきます。

その中で、愛に関する認知のゆがみをとることは非常に大切で、愛情の
認知のゆがみをとることが、自身の死生観を変容させ、自己の確立がなされ
てゆくことがございます。

多かれ少なかれこういった傾向のある方が、キャリアや自己肯定、他者との
関りである、社会行動に悩まれることも多く、私も日々臨床体験をつませて
いただきながら学習しております。

自然な形の自己愛の獲得、すべての方に自己肯定感を感じていただける
社会の構築が私のライフワークですので、みなさまの生きづらさの解消と
具体的な行動変容へのご提案を今後も邁進していこうと思っております。

大変ありがたいことですが、面談のご予約を多数いただき現在新規の広報活動を
ストップさせていただいております。
ご紹介のみ面談予約を数枠取れるかとらないかといったスケジュール環境ですので
あしからずご了解いただけると幸いです。
9月には新規広報も再開できるかと存じますので、面談希望でお待ちいただける方は
こちらのNOTEまたは、キャリアの保健室での情報シェアをご覧いただければ
と存じます。

【参考】
「愛するということ」エーリッヒ・フロム著
https://www.flierinc.com/summary/839


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