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【日本語】トピック5|文法まとめ

🌸トピック5-1

❶ 受身(みん日L37)

私がプレゼントした説明プリントの「ポイント2 受身文の作り方」を見てください。下に、簡単(かんたん)に説明しておきます。

が誰かに何かをされたとき 【直接受身】
例)母が私をしかりました。
  ➡ 私は母にしかられました。

私のもの(体・物など)が誰かに何かをされたとき 【持ち主の受身】
例)電車で、おじさんが私の足を踏(ふ)みました。
  ➡ 電車で、私はおじさんに(私の)足を踏まれました。

他の人が他の人に何かをして、それで、私が被害(ひがい)や迷惑(めいわく)を受けたとき = 私は直接(ちょくせつ)誰かに何かをされていない! 【間接受身】
例)夜中(よなか)に子どもが泣いた。
  ➡ 夜中に子どもに泣かれた。

誰がしたかわからないときや、社会的な事実(じじつ)について言うとき
例)2021年に東京でオリンピックを開いた。
  ➡ 2021年に東京でオリンピックが開かれた。

★④のときの助詞に注意!

時間【に】
京都の清水寺は約1250年前に建てられました。

場所【で/から】
フランスでオリンピックが開かれる予定です。
マンゴーは台湾から輸入されている。

人・組織(そしき)・グループ【によって】
表参道ヒルズは日本の建築家「安藤忠雄」によって建てられました。
(おもてさんどう)(けんちくか)(あんどうただお)

原料【から】 ※目で見てわからない
日本酒(にほんしゅ)は米から作られている。

材料【で】 ※目で見てわかる
この家は木で作られている。

❷ ~ていた

今ではなく、過去(かこ)のある「時」に何をしていたかを話をするとき、「ていた」を使うことができる。そのとき、2つの意味がある。

① 動作の進行・継続 【継続動詞+ていた】Continuous verb
② 動作の結果の状態 【瞬間動詞+ていた】
Momentary verb
動作:どうさ(Action)
進行:しんこう(progress)
状態:じょうたい(state, condition, situation)

例文①
きのうの夜、地震(じしん)があった。
地震が起きたとき、ご飯を食べていた

例文②
家へ帰ったとき、エアコンがついていた
寝坊(ねぼう)して、すぐに家を出たから、エアコンを消すのを忘れてしまった。

❸ Aたら、B(新しい発見・意外な結果)

Ⅴ(た形) + たら、~

・新しい発見(はっけん)をしたり、意外(いがい)な結果(けっか)になったことを言いたい時に使う。
 ➡「Aをしたら、Bという新しい発見があった。」「Aをしたら、意外だけどBだった。」という意味。
・Bはすべて過去形(かこけい)になる。

例文
① 朝起きて、外を見たら、雪が降っていました
② 道を歩いていたら、財布が落ちていました
③ 新宿のスタバでコーヒーを飲んでいたら、クラスの先生に会いました
④ 山田さんは顔が怖(こわ)いですが、話してみたら、実はとても優(やさ)しい人でした
⑤ 日本語を勉強してみたら、楽しくて、留学することにした

❹ ~ている/~てある(結果の状態|みん日L29・30)

Ⅴ(自動詞) + ている ・・・ 目的や理由が「ない」
Ⅴ(他動詞) + てある ・・・ 目的や理由が「ある」

~ている

今の状況(じょうきょう)を説明しているだけで、特に意味はない。

~てある

somebody has done something intentionally and that state continues.
誰かがVをした結果、今も続いていることを説明している。
➡ Ⅴをした「目的」や「理由」がある = 誰かが、何か「目的や理由」があってあることをした結果、今も残っていることを表している。

例文
<学校で>
A:冬休み、どこか行く?
B:うん、北海道へ行くんだ。
A:ホテルは?
B:もう予約してあるよ。

<恋人とレストランで>
A:フレンチ、おいしかったね (⋈◍>◡<◍)。✧♡
B:本当。また来ような。
A:うん。お会計(かいけい)しないと。
B:もう、払ってあるよ
A:えーーー、大好き💖

<職場(しょくば)で>
部長:山田さん、明日の会議の資料は準備してある
山田:はい、もう印刷(いんさつ)しておきました。
部長:ありがとう。いつも仕事が早いね。

★まとめ
1.今、資料を作っています。(今している)
2.資料を作っておきます。(準備)
3.資料が作ってあります。(準備の完了/理由:明日の会議のため)

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