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「決まっていない」には、価値がある。|吉田剛成(プロジェクトマネージャー)

※ この記事は2022年春入社の新卒カイワイ採用時に投稿したものです。現在と異なる組織や名称もありますが、お伝えしたいことは変わっていません。ぜひご一読ください。 (24新卒カイワイ採用チーム)


こんにちは、人事グループの松島です。

#スマイルズ社員インタビュー では、スマイルズの様々な部署で働くメンバーをご紹介します。

今回は、クリエイティブ本部のプロジェクトマネジメント室で室長を務める吉田さんに、お話を伺いました。

吉田さんも所属するクリエイティブ本部では、22新卒カイワイ採用一期生の募集を始めています。特設サイトはこちら。


プロフィール

吉田 剛成(よしだ たけなり)
2008年スマイルズ新卒入社。Soup Stock Tokyoでの店長業務、人事部採用担当、直島のベネッセ関連会社への出向、経済産業省クリエイティブ産業課への転籍を経て、2016年からクリエイティブ本部へ。プロジェクトマネジメント室長を務め、社内外様々な案件のコンサルティング、企画・プロデュースなどを担当。

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「決まっていない」には、価値がある 

ー 入社のきっかけを教えてください。

吉田:大学生の頃、明確にやりたい仕事があったわけではなく、就職活動ではできる限り多くの会社を見て回っていました。そんな中で、大企業で有名な商品を売ったり、決まった仕組みの中でコトを動かすよりも、個人の働きによって成果を出す仕事の方が向いてそうだな、と思うようになり、最後は商社かスマイルズで迷いましたが(結局商社には合格できず...)スマイルズに入社しました。

当時のスマイルズはまだ無名のベンチャーだったので、親や周囲の友達の中には反対する人もいましたが、これから先どうなるかわからないからこそ面白いという気持ちが強かったです。「先が決まっていない」には、不安もありますが、それ以上に未知の価値があると思っていました。僕はそのとき、これからどんな仕事をするのか、自分のこれまでの視野や価値観では「決めないこと」を決めた気がします。

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マネジメントとは、「なんとかいい感じにする」 こと

― スマイルズにおけるプロジェクト・マネージメント(PM)とは、どんな仕事でしょうか?

吉田:マネジメント、と聞くと「管理する」という意味を連想すると思いますが、本来は「なんとかいい感じにする」という意味だそうです。プロジェクトは、放っておくと後回しになってしまったり、壁にあたって止まってしまったり、メンバーのモチベーションを保てなかったりして、思い描いたようには進まないものです。そこで、プロジェクトのほぼ全ての工程に関わって、手を変え品を変えながらそのプロジェクトを「なんとかいい感じにする」のが、プロジェクト・マネジメントチームの仕事です。

また個人的には、最終的に「負けない」ように動くことを意識しています。瞬間的に狙った結果が出なかったとしても、その次の一手、二手を考えておくんです。このプロジェクトの長期的な価値は何か、他に目的性を担保できないかという視点を常に持つようにしています。

スマイルズは、大体なんでもやってみる 

― たとえば、どのような案件を扱っているのでしょうか?

吉田:スマイルズのクリエイティブ全体の方針として、大体なんでもやっています(笑)。やることが全部決まっていたり、いわゆる”業者仕事”とよばれるものになっていたりするような、スマイルズが関わる必然性が感じられないものはやらないと決めていますが、それ以外は小規模の企画や制作でも、川上のコンセプトを開発するような案件でもなんでもやるというのが信条です。

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吉田:たとえば、江東区の委託で実施した区内のモノづくり企業のPR・ブランディングや、気仙沼のメーカーさんとのサメ肉ブランディングなど、業種も規模も様々です。入場料のある本屋「文喫 六本木」では、ビジネスモデル構築から空間、グラフィックデザイン、カフェメニュー開発まで本を選ぶこと以外全てに関わりました。もちろん本屋を作ったことはありませんでしたが、「なんでもやってみる」スタンスで仕事を引き受け、門外漢だからこそ新しい価値が生み出せたスマイルズらしい案件だと思います。

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― 「大体なんでも」とは、守備範囲が広いですね。

吉田:スープストックトーキョーをはじめ、幅広い自社事業をやってきたことで、社内には様々な実業のノウハウが蓄積しています。一般的なコンサル会社は、現状分析と戦略策定が主な業務範囲で、「こうしましょう!」と計画を立てるところまでですが、スマイルズは、企画して計画を立てるのはもちろん、そこから自分たちで実行までやる。デザイン事務所と比較しても、実業の経験をもとにデザイン、店舗設計、クリエイティブディレクションできるのが、スマイルズならではだと思います。クライアントは飲食業界だけではないので、これからも色々なビジネスモデルを理解し、対応できる知見を増やしていきたいです。

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時には、「摩擦」も「非効率」も

― スマイルズのクリエイティブにいるメンバーは、どんな人たちですか?

吉田:できないこと・決まっていないことも楽しんでやってみることのできる人たち、でしょうか。「大体なんでもやる」が信条というと聞こえは良いですが、初めてやるような案件ばかりで、正直大変です(笑)。先が見えていない中に頭から突っ込んでいって、みんなで一緒に考えていく。セッションしながら徐々に光を見つけ出していくようなイメージでプロジェクトに取り組んでいます。

また、その人自身から生まれる動機で仕事をしていることが大切だと思います。やってきたことや、得意なことがそれぞれ違う。そういう多様性のあるチームは、短期的にみるとコミュニケーションの摩擦が大きく、非効率なところもあります。でも面倒だとしても、それぞれの意見が出て、適度な摩擦が生じるのが、実は健全な状態だと思います。その代えの利かない一人ひとりで構成された集団だからこそ、一見普通なものをユニークにしたり、クライアントの見る景色を変えたりできるのだと思っています。

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「予測不能な人」と働きたい 

― クリエイティブで新卒採用を始めますが、吉田さんはどんな人と働きたいですか?

吉田:予測不能というか、枠に収まらない人に来てほしいなと思っています。従順な人よりも主張できる人がいいです。みんな初めての案件が多いので、「教える・教わる」という関係ではなく、「一緒にやる」という姿勢でコラボレーションできるのが理想なんです。自分のユニークネスをしっかり表明できる人と働けたら楽しいですし、そういう人の方がスマイルズを楽しめると思います。

スマイルズはやることが決まっていない仕事が多く、自分のアタマで考えなければならないし、自分とは違う意見の人とぶつかりながら前に進んでいくタフさも必要。安定感のある有名な企業での仕事と比べると、かなり大変だと思います。だから(※生半可な気持ちでは選ばないでください)、と注釈をつけたいくらい(笑)。ただ、自力を付けてサバイブ力を鍛えるには、ぴったりの環境だと思います。

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スマイルズクリエイティブチームでは、新卒採用を行っています。

就職活動とは、会社を選ぶというよりも、
誰と、何をして生きていきたいか、
自分の生き方を選択することかもしれません。

世の中の体温をあげる。
言葉では簡単に言えますが、行動するには意思が必要です。

誰かがやってくれることを真似るだけ、
誰かが与えてくれた仕事をこなすだけではつまらない。
自らが考えて、行動し、共感の輪を拡げていく。

私たちと一緒に、企てをカタチにしていく仲間をお待ちしています。

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