【くるねこ大和先生】作品からいろんなことを感じる【尊敬】
毎度、ことあるごとに言いますが大好きです。きっかけはなんだったかな?テレビアニメだったか、【くるねこ】。小林聡美さんが登場人物(登場猫物?)みんなの声を演じる。すごく短い、それでいてぐっと惹き込まれクスッと笑える。
ある時から、役目は中谷美紀さんにバトンタッチ。交代してから見てみて驚きました。お二人は声のトーンが似てる気がします。くるねこ大和先生独特の表現をアニメーションに合わせてセリフが入る。それぞれの個性が光る猫ちゃん。例えば【カラスぼん】阿仁ぃの方がしっくりくるかな。江戸っ子な語りなんですが、小林聡美さんも中谷美紀さんも表現がよく似ている気がしました。
くるねこ大和先生=くるねこ。イメージとしては大半の方はこうではないでしょうか?私はそうでした。過去の作品等を探していてたまたまみつけることができたのがこちら。
やつがれ
殿様とトラ
猪之吉とたま
猫医者に訊け!
くるねこ丼
くるねこ思い出噺
etc・・・
他にもありますが。語りだすと溢れ出す想い(←気持ち悪い)。
まずは【思い出噺】。くるねこ大和先生の幼少期からのことを書かれています。とても興味深い。どんな子だったか、どんな風に【漫画家】まで歩まれたのか。猫ちゃんや生き物との触れ合いなどなど・・・。めちゃめちゃ惹き込まれ、そして泣きながら読みました(←ホントに気持ち悪い)。
とにかく先生の作品は、フィクションもノンフィクションも【涙活】するならうってつけ、涙なしでは無理ですね・・・。
今うちでは猫ちゃんをお迎えして暮らしています。まだ数ヶ月程度ではありますが。それまでは過去に猫さんとのことがあり、しばらくは猫と暮らすことが考えていませんでした。
※猫について表現としては適切でないかもですが、人間との関係のように表現しています。ご了承ください。
【殿様とトラ】は、出会いと別れも描かれていて、もう涙がえらいことなんです。何度読んでもそうですね・・・。【やつがれ】シリーズの【橘の木】も、言うなれば【仇討】の話ですが・・・。これも先生ならではの表現で涙が止まりません・・・。
【あん胡郎】も、飄々としたキャラクターの裏にある、悲しい経験が泣けました・・・。物語、お噺なのに、本当のお話のように感じてしまい号泣ですよ・・・。コワッ(笑)。
先生はたくさんの猫ちゃんたちとかかわり合いを持ち、そして新しいずっとのお家と家族に送り出したり、ご自身でお世話をして見送られたり・・・。ただ【好き】なだけでは到底できないことをされています。時に現実の厳しさを受け止められ、それでも目を逸らさず向き合われ・・・。それを、作品やSNSで通じて知ることができ、私にとってはありがたい。
先生のシブイ表現というと失礼ですけど、なんというか人情たっぷりの表現。まさに【お噺】、【落語】的な粋な語り口も面白い。でも猫ちゃんそれぞれに、王子様っぽく、英国紳士っぽく、おしゃまな女の子っぽく・・・。それぞれに合った猫ちゃんたちの台詞回し。本当にそんな風に喋ったり思ったりしてそうだなって・・・。うちの猫ちゃんだったらどんなだろう(笑)?
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