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いのちの子

覚えておきたいこと。

普段の暮らしを普通に過ごしていると忘れがちで、
カン違いしてしまうことも多いけれど。

それは、

自分で生きているのではない、ということ。

一生懸命仕事をし、
生計を立て、
家事をこなし、
快楽や苦しみを味わっていると

自分で生きてる気になって、
忘れがちになるけれど。


つい忘れてしまうのだ。
生命(いのち)を創っている側ではない、ということを。

とくに自然から離れて都会暮らしが長く続くと。
そして「大人」になると。

自分や人の生命を、
コントロールしている側であるかのようにカン違いしてしまう。

実際のところ、
われわれは生かされている側なのだ。

これは疑いようのない事実だ。

生命を与えられている側なのだ。

それは、
この地球上に生きる誰もが同じだ。

最高に優秀な医学者であろうと、
大富豪であろうと、
どれだけ力のある霊能者であろうと、同じこと。

別にクローンを作ったとて、同じこと。
生命を創ったかのように錯覚するかもしれないが、
すでにある生命を、ある器に吹き込むに過ぎない。

種から野菜を育てたからと言って、
「生命を創った」と宣う農家はいない。


わたしたちは、

いのちを生み出す側ではない。
いのちの親ではない。

そうではなくて、

いのちの子だ。


だから、

安心しよう。
感謝しよう。

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