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6月発売の赤沼留美子の新刊「パートさんの取扱説明書(トリセツ)」にはボスパート妖怪図鑑がついています。

いや~久しぶりの記事投稿です。新刊出版までもうカウントダウンでして、他のことをする余裕がなくて(いいわけです💦)。

今回の私の本は中身よりもタイトルを先に決めていました。「パートさんのトリセツ」にしよう!とかれこれ1年前から思ってました。それが形になるのってうれしいですよね。

それでですね、書いていくなかでもちろん主軸となる骨組みは先に考えるのですが、日々いろんな現場に行くといろんなことを見聞きして、書きたいことが膨らんでいくんですよね。

そんななかでも今回は、ボスパートさん(パート職場の闇将軍)に焦点を当てた本でして、どうしても脳裏から離れなかったのがこれ。

「ボスパート妖怪図鑑」これを描きたかった。

鳥取県境港市にゲゲゲの鬼太郎の小さい像がいっぱいある商店街があるんですよ。あれがどうしても浮かんできましてですね。

そこから私が着想した「ボスパートさんの妖怪」こんなしょうもないことばっかり思いつくコンサルタントは私くらいじゃなかろうか(。-∀-)

今日はまずはお一人目の妖怪をご紹介しますね。

妖怪No.1「女王様」

職場をとにかく「支配」するベテランパートさんのことを私は「女王みたいだな」って思うんですよね。

たいがいの現場には社員の管理職さんがいらっしゃるのですが、実効支配しているのはパートの女王さま。この人の機嫌損ねたら大変なことになるよと。

新人は社員さんの顔色うかがいつつも、忖度すべきは女王様。わからないことあったら社員さんよりも女王さまにお尋ねします。女王様はすべてを自分の思い通りにやりたいので、誰かが意に染まないことをしたらちゃんと怒ります。女王様がシフトに入っていない日に、トレー(お盆)を片付ける向きを間違えた人がいたんです。そしたら翌日出勤してきて「だれ?!これこんな向きで置いたん!(怒)」と朝から怒鳴る始末。すごいな~そんなトレーの向きとかどっちでもいいやんと思いますが、そこはキッチリ女王様のお好みの向きで置かないと怒られるんです。(正直めんどくさい)

女王様は仕事をちゃんとする人。他の人にも教えている人。かもしれませんが、だとしても度が過ぎます。

いつ地雷を踏むかわからないのでビクビクしながら働いている普通のパートさん達は相次いで体調が悪くなっていき、「朝、女王様と同じシフトやと思うと玄関で靴履くとき吐き気がするんです」って辞めていくんですよね。どんだけなんだと。これは重篤です。

放置したらダメなんです、こういうの。女王様は仕事はできるかもわかりません。けど、他のパートさんに健康被害及ぼすような悪影響を放っているのに上司は何もしないのですかねと。

私の仕事は、こういう上司に会いに行ったり、女王様と直接お話ししたりすることなんですけど、まあなんというか「人手が足りないので」と言って女王様は野放しでしたね。

さあ「人手不足JAPAN」は終わりましたね。ボスパートさんはなんとかしないと。

おっと、熱くなってきてついつい長くなりました。女王様のお話はここまで。次回はまた違う「ボスパートさん妖怪」をご紹介しますね。ではでは。

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