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50 具体を交えて話す


具体例を用いて話すのが上手い先生がいます。

今日の委員会活動の時間。

とある先生が委員会の最後に子どもたちに送った言葉。

「みんなは、今までのなかよし遊びで、楽しかった思い出はある?」

「そんな時に、頑張ってくれていたのは誰かな?」
「今日、ワー!とかイエーイ!とかしている人がいたね。」

「みんなも、もっと楽しませる側になっていこう。」


伝えたいメッセージは、もっと自分たちから盛り上げようということだと思いますが、あえてエピソードや具体例を交えて話していました。

具体を交えて話すことによって、メッセージの解像度が上がります。


ボクは、つい理屈ばかりを伝えてしまうことが多いです。

「もっと、思いやりをもって」

「運動会練習頑張っていきましょう」

「あいさつをしよう」

しかし、これでは、深い理解や納得は生まれません。


そこで、

「〇〇さんは、友達に対してどんな行動したと思う?」

「前回の運動会練習は、ただやるだけでなく、自分から頑張ろうとしていた人がたくさんいたね。そう感じた人は、周りにいた?」

「おはようございます…。と、おはようございます!どっちが相手にとって気持ち良い?」

などと、少しだけイメージしやすくなるように伝え方を変えるといいですね。


「Aさせたいなら、Bと言え」

という子どもの心を動かす指導の大切さを実感しました。


力強いストレート球は、速すぎてバットを振ることができません。

ゆるやかな軌道の球を投げてあげたほうが、断然打ちやすいです。

これと同じように、子どもたちへの伝え方も、ド直球ではなく、ゆるやかに具体例を交えて伝えることも大切なのではないかと思います。


相手への伝え方を学んだ1日でした。

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