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46 答えやすい問いかけ方


月曜の朝は、だいたい"休みの日"の出来事について子どもたちとお話ししています。

つまり、雑談です。

朝の時間を使って、わざわざクラス全体で雑談をしています。

週初め雑談タイムのメリットは、
①ワイワイ笑って明るいクラスの雰囲気が生まれる
②色んな子どもの色んな部分を知るきっかけになる
③子どもに会話のバトンを渡す意識が生まれる(子どもが主役ということの意識付け)
④雑談後の授業への切り替えが身につく
⑤経験することの大切さを暗に伝えることができる

デメリットは、
①盛り上がりすぎて、ずっと話していたくなる。結果、授業時間が削られ、後悔する(笑)

です。

注意事項としては、
・ダラダラと話して時間をかけすぎない」
・一人一人に週末の過ごし方の個人差に配慮する
・おでかけや大きなイベントが雑談の対象であると考えない
・日常の些細なことにこそ目を向ける

かなぁと思っています。


そして、今週の初めも「雑談タイム」を始めました。

いつも、ボクから

「休みの日、何したー?」

と気軽に質問するのですが、ほとんどの子どもが

「特に何もしていないー!」と答えます。

今まで、当たり前のように繰り返していた質問と答えですが、ふとあることに気付きました。


質問の仕方が悪いのではないか?


子どもが答えやすくなる問いかけ方って?


そうして、いつもより深掘りで問いかけをしてみました。

「何か映画を見た人ー?」
「何か漫画を見た人ー?」
「何か買った人ー?」
「何か作った人ー?」

手を挙げる子どもの人数が格段に増えました。

当たり前ですね。聞かれていることが具体的で、答えやすいですから。

結果的に、

T「〇〇さんは、どんな映画を見たの?」
C「コナンを見ました。」
T「へぇ〜、コナンかぁ。コナンのどの映画?」
C「忘れました…(笑)」
T「そっかぁ(笑)おすすめのコナン映画知っている人いる?」

と話の内容を深めたり、周りに広げたりできました。

ちょっと問いかけ方を工夫するだけで、相手は答えやすくなるのですね。

すごく基本的なことかもしれませんが、全く問いかけ方を工夫できていなかった自分に気付けました。

きっと、他の場面でも、子どもが答えにくい質問をしていることがあるのだと思います。


特にオープンな質問は気をつけたいですね。

「どうだった?」
「どう思う?」

問いかけは、相手が答えやすいように具体的、焦点化して行う。


朝の雑談タイムから、ちょっとした問いかけのポイントを学べました。

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