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43 悔しさをバネに


今週27日から北海道に緊急事態宣言が発令されるらしいです。

ここに来て、道内のコロナウイルス感染者数が急増してきて、改めてコロナウイルスの恐ろしさを感じます。

緊急事態宣言の発令によって、

ボクの勤務校での「遠足行事」が中止となりました。

児童活動部で中心となって計画に携わっていた身としては、非常に無念で、虚しくて、悔しい気持ちです。

なぜなら、昨年度は充分に児童会活動を行うことができず、その結果自分の校務分掌を満足に務めることができなかったからです。

今年こそはと意気込んで計画を進めていたのですが、こんな状況です。中止という判断は仕方がないですね。


落ち込んではいられません。
心を入れ替えて、今できることにシフトしていきましょう。


おかげで、児童会活動について、少し想いを巡らせることができました。

「そもそも遠足は何のために行う?」

こないだの工藤勇一校長がおっしゃっていた「目的と手段」の話を思い出しました。


遠足は「手段」です。

では、「目的」は?


学校行事の目的は、学習指導要領には以下のように述べられていました。

〔学校行事〕
1 目標
 学校行事を通して,望ましい人間関係を形成し,集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養い,協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的,実践的な態度を育てる。

①望ましい人間関係の形成
②集団への所属感、連帯感
③公共の精神を養う
④協力して学校生活を築こうとする自主的・実践的な態度

この4つを示しています。

また、児童会活動の目的は、以下の通りです。

〔児童会活動〕
1 目標
 児童会活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる。

2 内容
 学校の全児童をもって組織する児童会において,学校生活の充実と向上を図る活動を行うこと。

(1) 児童会の計画や運営
(2) 異年齢集団による交流
(3) 学校行事への協力

①望ましい人間関係の形成
②集団の一員としてよりよい学校生活づくりの参画
③協力して諸問題を解決しようとする自主的・実践的な態度

このことから、優先にすべき目的は上記にある「児童会活動」の目的なのではないかと考えました。

「違う学年の人たちとの人間関係をつくり、楽しい学校をつくる自主的・実践的な態度を養う」ことが、

目指す子どもの姿ではないかと。


そう考えると、必ずしも″遠足″でなければいけないというわけではありません。

遠足は無くなってしまいましたが、別の手段を選択して、目的の達成を学校全体で目指していければと思います。


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