【『ごめんね』のタイミング】
Smile Family Letter💝 vol.188
家族に笑顔と輝きを✨
親と子どもの未来を育む『親の学校』
見岳 亮一郎(たけちゃん)です😊
子ども達はその可愛い姿や言動から、たくさんの『大切なこと』を教えてくれます。
さてさて、今日はどんな物語となるのでしょうか😌💖
------------------------------------------------
3歳4ヶ月のA君。
新しく出したタンバリンのオモチャが気に入ったらしく、叩いたり振ったり、振り回したり(!)して遊んでいました。
調子に乗ったのか、僕の背中をシャンシャンと叩き始め、力の乗った4発目に、
僕の耳へ直撃!!
痛いのはもちろん痛いのですが、「シャン!」という音で耳がキーンとして、思わず「いったー!!」と叫んでしまいました。
A君もびっくりした様子でした。
こちらを見ていてお話しができそうだったので、
たけ「耳に当たって痛かったよ。ほんとに痛かった」
と伝え、耳がキーンとなっていたので、押さえていました。(痛がっているように見えたかも)
その間、A君はじっとこちらを見たまま何も言いませんでした。
たけ「タンバリンでたたくのはやめてね」
それだけ伝えて終わろうと思ったとき、
1歳10ヶ月のB君がトコトコと近付いてきました。
B「ん」
「よしよし」と僕の頭をなで、顔を覗き込んでこう言いました。
B「あぅ?」
『大丈夫?』と聞いてくれているようでした。
この可愛さよ(笑)
B君のお陰で痛いのも気にならなくなり、また元の遊びに戻ろうとした時、
A「たけせんせー、ごめんねっ」
A君がはにかみながらそう言いました。
この可愛さよ(笑)
たけ「いいよ、もう大丈夫だから。でも、ほんとーに痛かったんだからなー!」(こしょぐりの刑)
A「あきゃきゃ!!やーめーてー!!」
今日も学びと優しさに包まれた、平和な保育室でした
「自分の行動は自分で決める」
この日、休憩室で他のスタッフとA君の話になりました。
その日、A君が同学年の子(Cちゃん)にいたずらで叩いてCちゃんから「やめてよ~」と嫌がられたけれど、何度も続けていたそうです。
Cちゃんから苦情を受けた保育者が、叩かれたCちゃんの気持ちだけ伝えてAちゃん自身は咎めずにいると、少ししてA君は自ら謝りにきて仲直りしようとする姿が見られたそうです。
以前、A君が年下の子を押して泣かせてしまいました。
ある保育者が「ごめんねは!」と言わせようとした時、A君は頑ななまでに「ごめんね」を言おうとはしませんでした。
ごめんねと言うまで解放されない状況になり、最後の最後に「ごめんね・・・」と言っていました。
感情のこもっていない、すごい渋り顔で。
その数分後、木の電車のオモチャ(5×3cmくらいの)をいくつも掴んで、後ろを見ずに放り投げ(けっこう危険)、再び叱られていました。
子どもも大人も、「自分で感じて考える力」というものがあります。
3歳にもなれば、「謝りなさい」と言われなくても、相手がどう感じたかを伝えるだけで「正しい行動」は分かってはいるのです。
だから、「○○ちゃんはこう感じたみたいだよ」とだけ伝えれば良いのです。(2歳以下であれば、「こういうときは、『ごめんね』だね」など伝えていくことも必要かもしれません。やるかどうかは別として(笑)
それを聞いたあと、どういう行動をするかは自分で考えるのです。
そして「ちゃんと謝れるかどうか」ではなく、「その子がどんな行動をするのかな」を見てあげれば良いと思います。
それが今のその子なのですから
(子どもの表情が硬くなってしまった場合は、僕は「次は『ごめんね』って言えるといいね」くらいでその場を流したりします)
自分の行動は自分で決めたい、大人でも同じだと思います。
そうして自分の気持ちや行動を大切にしてもらったとき、初めてその子自身から「相手も大切にする行動」が出てくるのかな、と感じました
A君。君の成長する姿には、いつも感動して心が温まるよ
本日もお読みいただきありがとうございました💖
-----------------------------------
PS.イラストは、アーティストのCHIHOちゃんが描かれたものです。許可をいただき使わせていただいております。素敵な絵をありがとう‼️‼️
このイラストが気になる方は、僕かCHIHOちゃんに声をおかけ下さい。
-----------------------------------
ブログランキングに登録しました!
↓クリックしてくれると順位が上がって喜びます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?