【粘土戦争】
Smile Family Letter💝 vol.197
家族に笑顔と輝きを✨
親と子どもの未来を育む『親の学校』
見岳 亮一郎(たけちゃん)です😊
子ども達はその可愛い姿や言動から、たくさんの『大切なこと』を教えてくれます。
さてさて、今日はどんな物語となるのでしょうか😌💖
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最近入園した新入園児のAちゃん(1歳11ヶ月)。
けっこうしっかり者で、自分の気持ちも出せるし相手の気持ちにも理解力がある、お姉ちゃんです
小1のお姉ちゃんがいるのも、大きいのかもしれません
ある日、粘土遊びをしていたときのことです。
粘土は1つの大きなタッパーに入っており、そこからみんな分けて取っていきます。
Aちゃんは、タッパーの箱を自分の近くに置いておきたかったのか、真ん中においてもすぐに自分の近くに引き寄せていました。
他の子には粘土は配られており、とくにトラブルにもなっていないのでそのまま粘土遊びをしていました。
しかし、しばらくするとB君(1歳10ヶ月)がその箱を欲しくなったようで、Aちゃんの前で箱をつかみました。
Aちゃんも、取られまいと箱を掴みます!
B君も欲しいので引っ張ります!
さぁ、粘土戦争のはじまりだ!!
お互いに引かない二人。
(転んで後頭部を打たないよう、カバーに入る方もヒヤヒヤです!)
10秒ちょっとくらい引っ張り合い・・・Aちゃんが動き出しました!!
左手で箱をしっかりとつかみつつ、右手で中の粘土を自分の手元に出していきます!
その速さ!!
1歳児とは思えない、ものすごい速さで粘土を出していきます!
そして空になると、パッと箱を手放しました
全力で引っ張っていたB君は、なんとか踏みとどまりました(笑)
箱をゲットして上機嫌のB君。
粘土を死守できて上機嫌のAちゃん。
今日も平和な保育室でした(笑)
「ケンカは見守る」
もし僕が、粘土箱の引っ張り合いを始めた時点で介入して止めてしまったら、どうなっていたのでしょうか。
Aちゃんが独り占めは良くないと、Aちゃんの手を離させる?
Aちゃんが先に使っていたからと、Bちゃんの手を離させる?
引っ張り合ったら危ないからと、粘土箱自体を取り上げる?
中身の粘土だけ半分こして、箱は取り上げる?
そうした対応をした場合、子ども達は何を学ぶでしょうか?
「ケンカしたら、大人がジャッジする」ということ?
トマス・ゴードンの著書『親業』にある「問題所有の原則」によれば、今回のエピソードで「問題」を所有していたのは子ども達です。
であれば、基本は見守ることになります。
大人が介入して粘土箱を取り上げたなら、大人が子どもの問題(成長する機会)を取り上げてしまうことになるでしょう。
確かに引っ張り合いは、転んで後頭部を打つ危険性がありますので、止めに入るのも間違いではないと思います。
ですが・・・ケンカを通して、子ども達は本当にたくさんのことを学びます
「これが欲しい!」という強い気持ち
相手の気持ち(保育者のフィードバックも大切)
ケンカしたときの悲しさ、気まずさ
「どうしたらいいんだろう?」と考える機会
その他にも、色々とあるかと思います。
それに、全力で粘土箱を引っ張り合うケンカなんて、時期にしかできません(笑)
しっかりと色んな感情を感じ切って、成長していってほしいな、と思います
本日もお読みいただきありがとうございました💖
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