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歯がぬけた

6歳の双子の次女の歯がぬけた。

赤ちゃんの乳歯が、初めてぬけた。

数日前からグラグラしていて、歯が抜けるということが恐かったのか、

パパが「ぐらぐらしてる!歯がぬけそうだね」と言ったとたん

ワンワン泣いた。

寝るまで、ずーっと泣いて
泣きつかれて寝た。

次の日、保育園のお友達や先生と何やら話をしたのか?図鑑で見たのか?
落ちついた様子だった。

数日たち

そしていよいよ、その時がきた!

自分で触っていたら、歯がぬけたのか、ティッシュで口をおさえてる。

「はじめて記念日だ!」と、パパが喜ぶ。

私は、「1つ大人になったってことだね」と笑顔で話しかけたけど

次女は、保育園に行って友達に見せると言う。そして、複雑そうな顔。

口を開けたくないのか、事実を受け止めたくないのか?どうやら、心の中で自分の気持ちと葛藤しているようだ。

双子の長女は、次女が注目のまとになったから、嫉妬してムッとした顔をしている。

「だって、自分がお姉ちゃん、先に歯が抜けるのは、わたしだったんだから。」っていう顔をしている。

双子って、こういうところが面白い。

自分の子供の歯がはえてくる、ぬける。

当たり前のことなのかもしれないけれど、
自分が子供の時の経験と感情とは、また違った感情が押し寄せるのだ。

一歩ずつ大人になっていってるんだと
嬉しく思う反面、
まだ、幼いままのあなたでいてという想いもあったりする。

さぁ、ぬけた歯をどうしようか?と考え始めているけど、
小さな袋に入れて日付をつけて、
昔だったら屋根の上に投げてたけれど、
さぁ、どうしようか??

そう考えているうちに夜も更けていくのだ・・・。



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