4月の音楽レク【忘れな草】
4月の花は「忘れな草」「藤」「かすみ草」なのだそうです。
忘れな草、と言えば名曲《忘れな草をあなたに》がありますね。
今回のテーマは「忘れな草」として、鑑賞曲を多くして、合奏を間に組み込んだプログラムを考えてみました。
『忘れな草をあなたに』
木下竜太郎作詞 江口浩司作曲 梓みちよ/菅原洋一など歌 昭和39年
忘れな草の花言葉は「私を忘れないで」。
それを踏まえてこの歌の歌詞を読むと、心情が伝わります。
知らない人も、最後の「忘れな草をあなたに あなたに」というところは聞いたことがあるようです。
もしも、知らない人が多かったら、ここの部分を歌い、安心させましょう。
歌った後、できたら実際に忘れな草を見せられるといいですね。
聞いたことはあっても実際に見たことがある人は少ないです。
私もびっくりしたのですが、写真で見るのとは大違いで、実物はすごく小さな花なのです。
鉢植えで目の前まで持って行くと、ほとんどの人が感嘆の声をあげます。
目を細めてくれますよ。
写真は私が手に入れた忘れな草です。
まだ開花が少ないのですが、どうぞ参考になさってください。
『忘れちゃいやよ』
最上洋作詞 細田義勝作曲 渡辺はま子歌 昭和11年
ちょっとお色気のある歌ですね。
歌詞の中の「ねえ」のところは、伴奏を止めて、みなさんの「ねえ」がよく聞こえるようにしましょう。
関係性ができている現場なら、「「ねえ」のところは色っぽくお願いします~」と言ってもいいと思います。
『花言葉の歌』
西条八十作詞 池田不二男作曲 松平晃・伏見信子歌 昭和11年
デュエットソングです。
男女に分かれて歌うのも楽しいですね。
『ドナウ川のさざなみ』
ヨシフ・イヴァノヴィチ作曲
忘れな草の名前の由来にはいろいろな説があるようですが、こちらをお読みください。
由来に関係のあるドナウ川から、観賞・合奏曲として《ドナウ川のさざなみ》を選んでみました。
まずはどんな曲なのか演奏します。
すると、「知ってる」「聞いたことある」「学校で習った」などいい反応が返ってきます。
合奏はいろいろ考えられますが、3拍子は難しいので、「ブンチャッチャ」のリズムを使った簡単な合奏が程良いかな、と思います。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をお読みください。
『故郷を離るる歌』
吉丸一昌作詞 ドイツ民謡 大正2年
ドイツつながりでもう一曲。
いつどこで誰が作曲した曲なのかは不明ですが、日本では大正2年に唱歌として発表されました。
女性、特に女学校などを出た方は馴染みがある歌のようです。
歌った後、色音符を使ったベル(トーンチャイム)の和音奏をします。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をお読みください。
『忘れな草』
ハインリッヒ・リヒナー作曲
鑑賞曲として選びました。
ピアノ曲として有名ですね。
哀愁をおびた美しいメロディーです。
他の楽器で演奏してもいいと思います。