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6月の音楽レク【地名や場所が想像できる雨の歌】

6月はやはり雨の季節。
雨の歌もたくさんありますね。たくさんある曲の中から、テーマ性を加味しながら、選曲し曲と曲をどのように繋いでいくかは、私たち音楽療法士の手腕にかかっています。

そのためには、曲の歌詞を読み込むこと、作詞者や作曲者、作曲された時代や背景を理解することがとても重要です。

今回のテーマは「地名や場所が想像できる雨の歌」です。


『長崎は今日も雨だった』

永田貴子作詞 彩木雅夫作曲 内山田洋とクールファイブ歌 昭和44年

昭和40年代はメインとなる歌手のほかにギター、ピアノ、ベース、ドラムなど4,5人の楽器担当のメンバーがはいっている歌謡グループが大流行しました。
これはナイトクラブやキャバレーなどショーを行う酒場の繁栄と結びついています。
ムード歌謡といわれた彼らの曲は地名が入った曲が多いのも特徴の一つです。

メインとなる歌手は前川清ですが、その他のメンバーは後ろの方で「ルルルルー」とコーラスをしています。

男性が大きな声で歌える懐かしい曲です。80代、90代の方は馴染みがないかもしれません。


『雨のオランダ坂』

菊田一夫作詞 古関裕而作曲 渡辺はま子歌 昭和22年

高齢者はとてもよく知っています。
歌いだしの部分を少し歌ってみましょう。
すぐに思い出して歌えるはずです。

こぬか雨、マドロス、オイルのコートなどキーワードがありますので、いろいろと話を聞いてみましょう。


『有楽町で逢いましょう』

佐伯孝夫作詞 吉田正作曲 フランク・永井歌 昭和32年

「あなたを待てば雨が降る」で始まるこの歌は、当時有楽町にあったそごうデパートのコマーシャルソングとして作られたものです。

有楽町は日劇があり、現在とは一味違った活気あふれる街でした。


『並木の雨』

高橋鞠太郎作詞 原野為二作曲 ミス・コロムビア歌 昭和9年

地名はないのですが、並木というと銀座の柳の並木を想像できるので含めました。

この歌も歌いだしを歌うと反応がすぐ帰ってきます。


『別れても好きな人』

佐々木勉作詞作曲 ロスインディオス&シルビア歌 昭和54年

「別れた人に会った 別れた渋谷で会った 別れた時とおんなじ雨の夜だった」で始まるこの歌はデュエットソングです。
渋谷の他に赤坂、高輪、乃木坂が出てきます。
高齢な方には馴染みがないかも知れません。
比較的若くお元気で男性の人数が多いところでは、男性と女性に分かれて歌うのもいいでしょう。

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