見出し画像

3月の音楽レク【3月11日】

3月11日、東日本大震災の被害にあった方々への祈りを捧げたいと思います。
今回はそんなプログラムを作ってみました。

『北国の春』

いではく作詞 遠藤実作曲 千昌夫歌 昭和52年

まずは岩手県出身の歌手千昌夫の歌から。
高齢者の方が大好きな歌のひとつです。季節もぴったりですね。
故郷に帰りたくなってしまう、そんな曲ですね。
時間があれば、参加者のみなさんの故郷を一人ひとりお聞きするといいですよ。
参加者との距離が縮まり、参加者同士の交流も生まれます。


『北上夜曲』

菊池規作詞 安藤睦夫作曲 多摩幸子/和田弘とマヒナスターズ歌
昭和36年

北上川は岩手県を縦断しています。
「きたかみ」と読むのが正しいそうです。
歌には、歌詞から受けるイメージを膨らませ、自分がそのイメージの中の主人公になったような疑似体験ができる、という効果があります。
この歌を歌うと、若い頃に戻り、初恋のトキメキを呼び戻すことができるのではないでしょうか。


『君恋し』

時雨音羽作詞 佐々紅華作曲 二村定一昭和2年/フランク永井
昭和36年

昭和2年に二村定一が歌い大ヒット、その後、フランク永井がカバーして、こちらも大ヒットとなりました。
私の現場ではフランク永井の方が知名度が高いですが、皆さんの現場ではどうでしょうか。

フランク永井は宮城県出身です。
彼の声は甘く、表現力抜群で素晴らしい歌手です。

『斉太郎(さいたら)節』

宮城県民謡

「えんやどっとえんやどっと」の掛け声をかけ、歌いましょう。
太鼓、鳴る子、しゃもじ、鈴などを配り、歌を盛り上げましょう。

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。

『会津磐梯山』

福島県民謡

楽器を配ったまま、引き続き民謡を楽しみましょう。

「おはら庄助さん なんで身上つぶした」という台詞も歌詞と一緒に書き、皆で読みましょう。
みなさん、笑顔で読んでくれますよ。


『お富さん』

山崎正作詞 渡久地正信作曲 春日八郎歌 昭和29年

「タッカタッカ」という特徴あるリズムです。
民謡調なので楽器を持ったまま歌うことができます。

お富さんと与三郎の物語は「与話情浮名横櫛」といって、歌舞伎の演目のひとつだそうです。

「粋な黒塀 見越しの松に」と言う歌詞を読んで「お妾さんの家の事ね」と言った方がいます。
黒塀は粋なんですね。
そして見えるほどの大きな松がある家。
お妾さんというのはそんな家に囲われていたのかもしれませんね。

この歌は相当ヒットして人気があったようです。


『花は咲く』

岩井俊二作詞 菅野よう子作曲 平成24年

この歌を覚えたい、歌いたい、という人はたくさんいます。サビの部分はたいがいの人が知っているのではないでしょうか。
ということで、まずは演奏し、次にベルの和音奏をして、最後に歌いましょう。

声を揃えて歌詞を読んでから歌いました。
気持ちがひとつになります。
きっといつかは、花が咲きますように。

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?