見出し画像

音楽レク【午年】

「午年」をテーマにプログラムを作ってみました。

さて、「午」という文字。
これは「午前」「午後」「正午」のように使われますよね。
これは江戸時代、時間を干支に当てはめていたことによります。
午の刻は11時から13時までの2時間。
なので12時は正午、それより前が午前、後が午後となります。
皆さんはご存知でしたか?


めんこい仔馬 

サトウ・ハチロー作詞 仁木他喜雄作曲 二葉あき子・高橋祐子歌 
昭和16年

デイサービスによっては、子どもの頃馬を飼っていたという方が割といらっしゃる場合ががあります。
農家では馬が大変な働き手だったのですね。
家族同然に大切に育てた馬を、戦時中は供出しなければいけませんでした。
この歌も映画の主題歌では戦争の影響を受けた歌詞になっていたようです。


牧場の朝 

作詞者不詳 船橋栄吉作曲 昭和7年

尋常小学唱歌です。
4年生の教科書に載っていました。
唱歌ですのでほとんどの人が知っています。
そればかりか「懐かしい」という声がとても多く出ました。


柿の木坂の家 

石本美由紀作詞 船村徹作曲 青木光一歌 昭和32年

3番の歌詞に「春くりゃ 偲ぶ 馬の市」という歌詞があります。
その他にも機織り、乗合バスなど懐かしい言葉がでてきますね。


麦と兵隊 

藤田まさと作詞 大村能章作曲 東海林太郎歌 昭和13年

メロディも歌詞も私たちの心に沁みいるようですね。
この歌を聞いて、同じ境遇だった頃を懐かしむ方もいれば、悲しい思いになる方もいます。
どちらの場合も、その思いを受け入れ、受容することが大切です。


南の花嫁さん 

藤浦洸作詞 任光作曲 高峰三枝子歌 昭和17年

戦争が終わってからも復員兵を探すラジオ番組で盛んに流れていたのだそうです。
そのせいでしょうか、皆さんよく知っています。 


雨降りお月 

野口雨情歌詞 中山晋平作曲 大正14年

『南の花嫁さん』も馬に乗ってお嫁入りですが、こちらも同じく馬に乗っていますね。
雨情が亡くした二女を想って書いたとも言われているそうです。
なるほど、挿絵はまるで天に昇っているかのようですね。

2番のメロディは1番とは違っています。
下の音源を聞いてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?