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6月の音楽レク【時計・時・時代】

6月10日は何の日ですか?
こんな問いかけをしてみましょう。
「時の記念日」と答えられる人はいるでしょうか?

6月10日は「天智天皇」が日本で初めて時計を作った日とされています。「天智天皇」は天皇になる前は「中大兄皇子」と言って、「大化の改新」を行った人です。

戦前は歴代天皇を暗唱させられたのだそうです。
「神武・綏靖・安寧・・」と言いだす人がいるかもしれません。

今回は「時計・時・時代」に関係するプログラムです。

天智天皇


『鐘の鳴る丘』

菊田一夫作詞 古関裕而作曲 川田正子歌 昭和22年

「緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台」と言う歌詞で始まります。
作詞の菊田一夫原作「鐘の鳴る丘」はNHKラジオドラマの主題歌でした。
戦災孤児を集めて施設を作り、更生させていく物語です。

歌詞が無くても歌えます。私はこの曲で「グーパー運動」をしました。
グーパーをしっかりやってもらう秘訣は、最初に「はい、手を出してください」と言ってから始めることです。
結構、この言葉には威力があります。
手を出すことで、これから行われることの準備ができます。


『大きな古時計』

保富康午訳詩 Henry・Clay・Work作詞作曲 明治9年/昭和37年

昭和の茶の間には上のような柱時計があって、「ボーンボーン」と時を告げていました。
文字盤にある穴はネジ巻く穴です。
これをやらないと止まってしまいます。

これはどこの家にもあったので、みなさんとても懐かしがりますよ。

この歌は知っていても歌えないかもしれません。
一緒に覚えるつもりで歌いましょう。


『恋の町札幌』

浜口庫之助作詞作曲 石原裕次郎歌 昭和47年

「時計台の下で会って 私の恋は始まりました」
歌詞の内容は結構激しいです。
石原裕次郎世代の方は喜びますね。

札幌 時計台

ここで、いろいろな時計を挙げてもらいましょう
結構出てきますよ。
面白かったのは「腹時計」。
普段発言なんて絶対しない男性が、嬉しそうに大きな声で「腹時計!」と発言した後、顔を真っ赤にしていました。
ジョークのような発言をして皆を笑わせられて満足そうでした。
砂時計、目覚まし時計、花時計、日時計・・・・


『朝はどこから』

森まさる作詞 橋本国彦作曲 昭和21年

「時」ということで、朝昼晩の歌です。
ラジオ歌謡。
当時はラジオしかなかったのです。


『喜びも悲しみも幾年月』

木下忠司作詞作曲 若山彰歌 昭和32年

佐田啓二、高峰秀子主演の同名の映画の主題歌です。
各地の灯台を、夫婦力を合わせて守っていく、とてもいい映画でした。
ぜひご覧ください。


『椰子の実』

島崎藤村作詞 大中寅二作曲 東海林太郎歌 昭和11年

海岸に打ち寄せられた椰子の実を見て、ここまで幾年月海を旅してきたのだろう、また今の自分も椰子の実と同じようだ、と歌っています。
とてもすばらしい歌詞です。


『兎と亀』

石原和三郎作詞 納所弁次郎作曲 明治34年

「時」に関連する歌です。

「兎と亀、どちらが勝ったのでしょう?」「それはどうして?」など聞いてみましょう。

普段発言しないような人に、質問してみましょう。
間違いを正すのではなくて、間違わないように話を持っていきましょう。


タンバリンを一つ叩いて差し出し、叩き返してもらいましょう。
差し出されると、つられて叩き返す確率は高いです。
普段楽器をやらない(できない)方もできることが多いです。
始めできなくても、手を持って叩くことを教えると、次には叩くようになった事例も多くあります。

叩く回数を変えてもう一度。


『浦島太郎』

作詞作曲者不詳 明治44年

乙姫様からもらった玉手箱、開けると~?


『お富さん』

山崎正作詞 渡久地政信作曲 春日八郎歌 昭和29年

写真は歌舞伎の一場面。
歌舞伎を見に行ったことがある方は多くいらっしゃいます。
懐かしそうに思い出を語ってくれますよ。

「死んだはずだ」と思っていたが月日を経て再会する物語。
「これで一分じゃ すまされめい」は歌舞伎の中のセリフの一部だそうです。


『金色夜叉の歌』

宮島郁芳・後藤紫雲作詞作曲 大正7年

こちらも長い年月をかけたドラマです。
歌詞は長いですから、お話が分かるように割愛して書くといいでしょう。
私は1,5,6,7番を書きました。


『ハイドン作曲 交響曲第101番 「時計」 第2楽章から』

職員にお願いしてウッドブロックを叩いてもらい、有名な「時計」を演奏しました。

終わった後、職員に「大きな拍手を」と称えることを忘れなく。

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