見出し画像

高津区・中原区周辺の一時預かり

子ども抜きでさっと用事を済ませたい、少しだけリフレッシュしたいなど、誰かの手を借りて子どもを見てもらうことが必要な場合があります。このページではそんな時のサポートを紹介します。

認可保育園の一時保育

「週3回程度仕事をしたい」「子どもを預けて健康診断や美容院に行きたい」「いざという時に預かってもらえる先を確保したい」など、一時保育のニーズが高まっています。でも、システムが分かりづらくて利用しづらいという声も。そこで一時保育を実施している認可保育園の利用対象や利用方法についてまとめました。 

■そもそも「認可保育園の一時保育」とは?

保護者が週3日以内の就労や就学、病気や冠婚葬祭などのため、お子さんを家庭で保育できない場合に、一時的に、保護者に代わって保育をする制度です。中原区内16園、高津区内は14園の認可保育園で利用できます。
利用するには事前に申請、登録しておく必要があります。認可保育園での一時保育には
①親の就労、就学等のために週2~3回、曜日等を固定して預かってもらえる「非定型保育」と
②週1回程度又は月14日以内を限度に事前予約で不定期に預かってもらえる「緊急・一時保育」、
2つの種類があり、それぞれ申込み方法が異なります。 

■一時保育は緊急時に利用できない!

一時保育といえば「緊急時に利用できるサービス」というイメージが強いですが、実際は定期的な就労や親の介護のための「非定型保育」の定員が多く「緊急・一時保育」枠は少ないです。また「緊急・一時保育」を利用する際には事前予約が必要なので、自身の発病や出産時など緊急時に急遽連絡して利用することはできません。

■利用時間・利用料について

保育時間は月~金曜日の8:30~17:00のところが多いですが、園によって異なります。保育時間の延長や土曜保育を行っている園もあります。詳細は下記のリストをご覧ください。
お子さんの年齢と世帯の所得状況等により、次の金額が必要となります。お支払いは直接、園に行ってください。

給食を希望する場合、実費相当分が必要です。昼食代、おやつ代などについては、各保育所へお問合せください。
〇3歳以上児:日額 1,500円
〇3歳未満児:日額 2,500円
〇1歳未満児:日額 2,900円(利用日時点での満 1 歳未満児)

利用料金は当該年度4月1日時点の年齢によりますが、1歳未満児料金については、現に利用する日に満1歳未満である場合に適用となります。

市内在住者に限り、市民税非課税世帯・被保護世帯・里親に委託されている児童・ひとり親(児童扶養手当受給)世帯・多胎児*(双子や三子など)は、利用料が無料となります(実費相当分除く)。

*多胎児は就労以外の「緊急・一時保育」にのみ適用が可能であり、「非定型的保育」については無料になりません。また、未就学のきょうだいが認可保育所等を同時に利用する場合、一時保育を利用するきょうだいの利用料金は第2子半額、第3子目以降は無料となります。多胎児ときょうだいの利用料金の減免については、減免の対象となる児童が一時保育事業以外の以下の認可保育所等を利用している場合は適用できません。(例:普段は幼稚園に通っており、幼稚園の夏休み、冬休みなどに一時保育を利用する場合など)
*認可保育所等
認可保育所、認定こども園、地域型保育事業、特別支援学校幼稚部、児童心理治療施設、児童発達支援、医療型児童発達支援、企業主導型保育事業の通常保育、幼稚園、川崎認定保育園、年度限定型保育事業、おなかま保育室又は一時保育事業
※一時保育事業は対象児童と同日に利用する場合に限る

■登録・申請時期について

利用には年度ごとに登録が必要です。各保育園に申し込みが必要です。

◎週に2~3日の「非定型保育」の利用について
現在利用されている方が、4月以降幼稚園や保育園に移行するケースが多いため、新制度の切り替え時には比較的登録しやすくなります。次年度の利用の空きが最終的に確定するのは、認可保育園利用の一時調整の終わる1月下旬以降になるため、多くの園で1月~2月に次年度登録に向けての説明会が開催されます。
登録時期が限定される園が多く、中には「説明会の参加を逃すと登録自体できない」という園もありますので、次年度就労等のために一時保育の利用を希望する場合は、年明けから動いた方がよいです。
特に定員が少ない園では、ぎりぎりまで説明会や登録会についての情報を開示しないケースも多いようです。「未定」となっている園については、1月に入ってから何度か連絡を入れて、状況を確認するとよいと思います。

◎週1回程度又は月14日以内の「緊急・一時保育」の利用について
次年度に向けての説明会・登録の流れに参加することなく随時登録できる園と、説明会への参加が必須、という園に分かれます。事前に園に問い合わせるとよいと思います。
空きがあれば随時受付可能ですが、満員になった場合は受入れが年度途中で中止されるという園もありますので、利用の可能性がある場合は早めに登録することをおススメします。
「週2~3日の非定型保育」の枠がある程度確定した後、空きを埋めるようなかたちで緊急・一時保育の受け入れを行う園が多いので、希望者が多いと利用できない場合もあります。 

■受け入れ年齢について

園によって、対象月齢が設定されています。「週に2~3日の非定型保育」については、4月1日の時点でこの月齢に達している必要がある場合が多いようです。4月1日時点の月齢が対象月齢に満たない場合は、説明会に参加する前に、園に問い合わせるとよいと思います。 

■その他

園によって、一時保育専用のお部屋で縦割りで過ごす場合と、各クラスの保育に混じるかたちで同じ学年のお子さんたちと過ごす場合があります。定員も園により異なり、雰囲気もさまざまです。クラス保育に混じるかたちの場合、年度初めの4月は0歳児・1歳児の受け入れができない園もあります。
事前に慣らし保育を実施している園が多いので、期間に余裕をもって慣らし保育を行えると安心ですね。

■ココが知りたい!Q&A(2019.12改)

Q: リフレッシュ目的でも利用可能?
A: すべての園で可能なはずですが、「緊急性の高い方を優先する」「受入れが厳しい時期もある」との回答もありました。

Q: 「非定型保育」の場合は就労証明書が必要?
A: ほとんどの園で必要です。中には「介護・就学・病気療養の場合も証明書が必要」との回答もありました。

Q: 食物アレルギーのある子も利用できる?
A: 「給食の除去対応もしくはお弁当おやつ持参での対応あり」「お弁当等を持参すれば利用できる」「登録できない」など園によって対応が分かれます。

Q: 利用登録までの流れは?
A: 園により違いはありますが、大まかな流れとして「①各園に問合せ→②説明を受けて書類をもらう→③書類提出→④面接」で登録が完了します。近年は、事前の説明会への参加が必須の園や、登録の時期が限られている園が多く、年度途中からの申し込みができない場合もあります。

Q: 慣らし保育はどの園でも実施している?
A: ほとんどの園で実施していますが、「緊急・一時保育の場合なし」という園もあります。

Q: 利用申込みの方法は?
A: 利用登録後、各保育園へ直接申込みます。非定型保育の場合、利用開始時に曜日や週を固定で決める園が多いようです。前月に予定表提出が必要な園もありました。

■利用してみてどうだった? 一時保育利用の体験談

★4月から「非定型保育」を利用、週2日お世話になっています。1歳0か月と月齢が低く、病気の時に頼れる親族等もいないためフルタイム復帰は職場に迷惑がかかると考えて一時保育にしました。保育園では病気ももらいますが、それ以上に素敵なものをお友達や先生方から受け取っています。顔見知りもでき、親子共々感謝しています。(プンコロリン/1歳7か月)

★仕事の形態上、認可保育園への入園が困難だったため、1歳2か月から週3回の「非定型保育」を利用しています。一時保育は1歳から3歳くらいの様々な成長段階のお友達が一緒に生活するので、年上のお友達からは言葉や生活習慣を学び、年下のお友達に対しては年上の自覚や優しさを学び、恵まれた成長の場を与えてもらっています。(Ai/2歳5か月)

★万が一に備えて「緊急・一時保育」の枠で登録しましたが、予約時になかなか電話が繋がらず利用に至りませんでした。緊急で預けなければならない状況もなく利用の機会はありませんでしたが、年度替わりに再登録が必要とのことでした。予約が取れるなら今後のためにも一度利用したいとは思います。(りー/2歳0か月)

★保育園激戦区の川崎市では一時保育の利用も厳しいだろうと思いつつ、ダメ元で申請。ところが今年度から一時保育を開始した園だったためかスムーズに週1回程度預かって頂けることになり、2歳頃から月に2~3回程度利用しています。娘も徐々に園に馴れてきて安心しました。来月も私の健康診断時に利用の予定です。(二十/2歳4か月)

認可外保育園のリフレッシュ保育

認可外保育園の中には、時間単位の一時保育を行っている園も多数あります。

ママのお助けコンシェルジュ

健診への付き添い、ママの診察時の預かりから、産前産後のきょうだい児の緊急預かりケアまで、さまざまな場面で利用者のニーズに合わせて親子を柔軟にサポートしています。地域の公的&民間子育て情報も提供します。
※高津区&中原区の一部(新城・上小田中・宮内)限定のサービスです。詳しくはこちら

幼稚園のプレ保育

幼稚園の中には、入園を希望する2歳児さんを対象にプレ保育を実施している園があります。プレ保育は、親子参加型、親子分離型、途中から分離型に移行するものなどさまざまです。

キッズルームひこうせん~お母さんたちがつくった保育サポート~

高津区下野毛の県営住宅集会所で活動する「キッズルームひこうせん」は、2歳半から就学前までの幼児を対象に預かり保育を行っています。親子の自立性・協調性・社会性の育成を目的とした、保育士&幼稚園教諭の有資格者による、親子分離型保育です。

子ども同士で遊べる場がほとんどないからこそ、子どもたちにはひこうせんで存分に遊び、同時に生活習慣も学んでほしい。そんな思いから、朝は挨拶にはじまり、自由遊びの後に季節に合わせた制作や体操、読み聞かせなども行います。時には多摩川の土手までお散歩して、みんなでお弁当を食べることも。遠足や運動会、クリスマス会などのスペシャルイベントもあります。

幼稚園前の慣らし保育、保育園の待機などで興味のあるみなさん、一度遊びに来てください。スタッフ一同心よりお待ちしています。

体験保育(500円)を受け付けています。時間は9:30~11:30。事前にお申込みの上、保護者同伴でいらしてください。

<保育特徴>
基本的な生活習慣の確立
(あいさつ・手洗い・集団行動・トイレ・食事マナー)
手遊び・リズム遊び・体操
読み聞かせ(絵本・紙芝居)
制作(クレヨン・のり・はさみ)
外遊び・課外保育

<対象年齢>
2歳半~未就学児 定員15名

<日時と場所>
日時:火・木・金 9:30~14:00  ※ただし4月末までは午前保育
場所:県営リバーサイド下野毛集会所(高津区下野毛1-5)

<費用>  ※お弁当は各自持参してください
入会金 5,000円
施設維持費 3,000円/年
月謝 20,000円
保険 800円/年

<問い合わせ先>
キッズルーム「ひこうせん」Tel 080-3384-5630(坪井)

そとあそびこどもクラブのびる

外遊び親子クラブのびるでは、自ら育つ子どもたちの力を信じ、ありのままの子どもをそのまんま受け入れて、寄り添い、見守り、ゆっくり待つ、というスタンスで子どもたちとかかわります。
雨上がりにはシャボン玉、暑い日には水あそび、雪の日には雪あそび…。子どもたちは自然の中で、五感をフルに使って思いっきり遊びながら、遊びの中で見つけた「やってみたい!」へのチャレンジをはじめます。
まだ小さくてうまくおしゃべりできなくても、一人ひとりが生まれながらの個性を持っています。その子のまま、みんなで育ちあっていきませんか?

日時: ほぼ毎週火曜日の10:30~13:30 ※単発で参加できます
場所:梶ヶ谷第3公園
  (雨天時は川崎市民プラザ、もしくは梶ヶ谷こども文化センター)
集合:梶ヶ谷第3公園
対象:0歳~就学前のお子さん
持ち物:着替え(替え靴)、お弁当、お茶
参加費:1家族800円(親子での参加となります/名札をお渡しするタイミングでお支払いください)
申込:申込フォームよりお申し込みください。
問:Tel 090-8300-9372 (河村)  E-mail nobiru@googlegroups.com

川崎市ふれあい子育てサポート事業

ふれあい子育てサポート事業とは、育児の援助を受けたい人 (利用会員)と育児の援助を行いたい人(子育てヘルパー会員)が会員となって、会員同士で育児援助活動(ヘルパー会員の自宅での預かり・園への送迎など)を行う事業です。利用会員・子育てヘルパー会員になるには登録が必要です。

利用会員は市内在住で生後4か月から小学校6年生までのお子さんと同居している方、子育てヘルパー会員は、20歳以上で育児援助活動に理解と熱意があり、研修を受けた方が登録できます。

ふれあい子育てサポートセンターは、利用会員と子育てヘルパー会員のコーディネートを行います。依頼に合ったヘルパー会員を紹介しますが、必ずコーディネートできるわけではありません。

<こんな時に利用できます>
★仕事で保育園のお迎え時間に間に合わないので、お迎えをお願いしたい。
★早番の出勤時に、子どもを幼稚園に送ってほしい。
★自身の通院の間、子どもを預かってほしい。など

<具体的な援助活動の内容>
通院、残業、講座への参加等、利用会員の都合により、一時的にお子さんを預かります。
 ※お子さんを預かる場合は、原則として子育てヘルパー会員の自宅にて。
保育園、幼稚園などへの送迎を行います。
 ※病児保育、宿泊を伴う預かり保育は不可。

<料金>
年会費:1200円/年(利用会員のみ)
利用料:月~金 8:00~18:00 ⇒700円/時
    それ以外の曜日&時間帯、年末年始(12/29~1/3)⇒900円/時
*利用会員が子育てヘルパー会員に直接支払います

*送迎に伴う交通費、おやつ、食事代等は別途実費負担
*利用会員都合によるキャンセル時にはキャンセル料が発生


<利用会員になりたい場合は…>
川崎市(宮前区・高津区)に在住し、生後4ヶ月以上小学6年生までの同居している児童を養育している方が利用できます。ヘルパー会員と利用会員の両方に登録できます。現状は、ヘルパー会員が大幅に不足しています。
電話で予約後にサポートセンターに来所して、説明を受けてから登録いただきます。まずは各サポートセンターにお問い合わせください。

<実施施設>
ふれあい子育てサポートセンター・タック(中原区)
 中原区宮内2-15-15 川崎市中部地域福祉事業所TACK内 Tel:044-948-8915
ふれあい子育てサポートセンター・たまご(高津区・宮前区)
 高津区溝口4-19-2 みぞのくち保育園内 Tel:044-811-5761

サポートいただけると励みになります!いただいたサポートは、会員の皆さんの活動につながるよう、使わせていただきます!