映画館で映画を観るという事

「映画館」が好きだ。中学高校時代は神戸に通学していた関係で、三宮の映画館に行く事が多かった。阪急三宮駅の駅ビルに入っていた「阪急会館」「阪急シネマ」「阪急文化」「三劇」そして、「三映」。

国鉄三ノ宮駅東口すぐにあった神戸新聞会館に入っていた「新聞会館大劇場」と「スカイシネマ」。

SOGO百貨店の南側、国際会館の中の「国際松竹」「国際日活」。「国際日活」では、大好きな桜田淳子の映画「ポケット一杯の幸せ」を観た。

「東映系」の映画館は、センター街の中にあった様な気がする。

ロードショー館「阪急会館」では、スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマン主演の「パピヨン」やブルース・リーの「怒りの鉄拳」、「キングコング」等を観た。

「新聞会館大劇場」では、チャールトン・ヘストンの「十戒」を、「スカイシネマ」では、可愛い犬の冒険物語「ベンジー」を観た。

アメリカの映画会社「ワーナー・ブラザース」と「20世紀フォックス」が「高層ビル火災映画」を同時に企画した。同じ企画なら、共同製作で一本の映画にしようと撮影が始まったのが、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンが主演した超大作「タワーリング・インフェルノ」。

まず、僕が気になったのが、日本の配給をするのが、ワーナーかフォックスかという事。結果は、松竹系の「国際松竹」で観たので、配給はワーナー。後で聞いた話だが、全米をフォックス、それ以外をワーナーが配給したという事。

当時は、「東宝系」で20世紀フォックスを、「松竹・東急系」でワーナー・ブラザースの映画を配給していた。ユナイト、コロンビア、ユニバァーサル、パラマウントはどちらにも配給していた。今は変わっているかもしれないが。

皆さんは映画本編が終わり、エンドロールが流れ出したら、客席から立って映画館を後にする方だろうか?

僕は必ず映画館が明るくなるまで席に座っている主義だ。過去に、ジャッキー・チェンの映画で、エンドロールが流れ終わった後、NG集が付いていた事がある。その時は、とっても得した気分になった。

エンドロールが好きだ。初期の007映画、エンドロールの最後に毎回、「ジェームズ・ボンドは〇〇で戻って来る」というスーパーが出て、僕は胸ときめかせた。〇〇は次回の作品名。

中学高校の頃、映画館は自由席で、入れ替え制では無かった。梅田の「三番街シネマ3」で、僕のいちばん好きな映画「007/私を愛したスパイ」を観た時は、お正月で完全に立ち見。映画は素晴らしい出来だったので、時間を忘れて観た記憶がある。

「映画館で、映画を観るという事」は非日常。スクリーン上のどこかに行く為に、映画館に行っていたのだろう。

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