一日一問!宅建過去問 物権変動1-8
〇か×か答えよ
【問】→【ポイント】→【答】→【解説】の順に進みます
【問】
AがBから甲土地を購入したところ、甲土地の所有者を名乗るCがAに対して連絡してきた。Cは債権者の追求を逃れるために売買契約の実態はないのに、登記だけBに移し、Bがそれに乗じてAとの間で売買を締結した場合には、CB間の売買契約が存在しない以上、Aは所有権を主張することができない。
【ポイント】
いわゆる架空売買問題。架空売買されたAは所有権を主張できない?
【答】
×:架空売買されたAは所有権を主張できる
【解説】
まずは図を描いて関係を確認する。
たしかに架空の名義人であるBは無権利者であるため、無権利者から譲り受けたAは権利を取得できない。
しかしこの場合、この架空の名義人を作り出した所有者Cに責任があるので、善意に第三者であるAはCに対抗できる。