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Kahoot!が荒れた学級を救う

6月になり、色々と疲れが溜まってくるこの時期。
私の学年の先生が病休となったり
昨年の学級崩壊がトラウマとなり変に焦ってしまったり、

規律が緩くなった学級の子供達に対して、厳しい指導を続けていた。

トークスキルもなく、自らボケに言ったつもりでも、
私が振り切っていないからなのか、まだ冗談が通じない年齢だからか、
信頼関係が不十分なのか、スルーされ・・・

笑いを起こす気もなく、淡々と規律指導を続けている中、
このままでは学級の雰囲気が曇っていく一方、、、

注意しかしない先生の言うことなんか聞きたくなくなるよね、、、
嫌味っぽい言い方してしまった、、、
これは私の指導が足りなかったせいなのに、叱ってしまった、、、

自己嫌悪に陥っている(現在進行形)。

このままではやばい!!(また学級崩壊なんて懲り懲りだ!!)
と思った私は、自分にできそうな解決策を考えた。

〜学級の不穏な空気を一新させたい私が行った3つのこと〜

1.子供と遊んで距離を縮める

休み時間に外に出てみた。子供と鉄棒をして、その後鬼ごっこをした。

子供の頃は逆上がりなんて余裕だったが、今は筋力もなく、体重も増え、
「布団干し」すら、お腹に棒が食い込んでめちゃくちゃ痛かった。
2m近維高い鉄棒にぶら下がっただけで「すごーい!」との称賛を頂いた。

鬼ごっこでは、瞬時に「先生鬼ね!」と決めつけられ、
4年生なのに私より足が早い子ばかりで、全然捕まらず苦労した。

子供との距離が近くなるのはもちろん、
外の空気を吸ってリフレッシュできるので、気分転換としても最高だった。

2.5分だけ語る

朝の会がめちゃくちゃ苦手で、いつも淡々と終わらせてしまう。
でも自分語りは苦手なので、こんな本を購入。

私が本を高速でめくりながら、日直にストップ、と言ってもらい、そのページを読んでいる。

こういう本は、子供の実態にあった内容の話を選んでおいて、内容を暗記して話さなくては、と思っていた。
そんなんじゃいつまで経ってもこの本を読む機会など来ないと気づいた私は、もう内容を決めることも中身を暗記することも諦めた。

しかしいざ読んでみると、子供たちは興味津々で話を聞いてくれた。
しかも深くて面白い話ばかり。

余裕のある朝にしか読んでいなのだが、
「今日はあの本読まないんですか!?」と毎日聞いてくる子も多い。

よほど忙しい朝以外は頑張って時間を作って読み続けようと思う。

3.Kahoot!で子供達に笑顔を

さすがに楽しい授業でもやらないと子供たちがどんどん離れていく、と思った私。
校内の研修会でも、ついにKahootが話題となった。

今までは、授業で精一杯、そんなゲームやってる時間なんて。。。と思っていたが、
ようやく重い腰を上げて、Kahootをやってみた。

「みんな最近頑張ってるからね〜、タブレットでゲーム大会するよ〜!」
と言っても乗り気じゃない子供達、
しかも接続がうまくいかず、、、

3回目の接続で、ようやくみんな参加できた。

いざやってみると、キャラクターを選択できるというお楽しみ要素も相まって、
ランクインされる名前に子供たちは大喜び!!

わーきゃー言いながら、あっという間に7問の「電流の働き」クイズは終了してしまった。

次の時間は普通の授業をしたが、
驚くことに子供たちの表情はまるで違い、生き生きとしていた。

「うわあ〜!背筋が伸びてる!音読の声も大きくていいね〜!
こんなに頑張っていたら、毎日さっきのゲームしたくなっちゃうな〜!」
と言ったもんなら、みんな笑顔で背筋を伸ばしてくる。

その子供達の変わりように笑いが止まらなかった。

子供達を変えるのは、
「真正面からの規律指導」ではなく、「温かい学級づくり」
なのだと
改めて実感させられた。

そんな私は子供たちの期待に応えるべく、
この日曜日はKahootの問題作りに勤しむつもりだ。


(Image credit: Kahoot)

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