「話す」表現が苦手なあなたは、「書く」表現方法を磨くといいかもしれない件
私は、「話す」のが苦手だ。
でも、たぶん、第一印象や雰囲気からして、「話す」のが苦手だと思われにくい。
元気、とりあえずテンション高い、笑顔が多い…
でも、やっぱり、「話す」のが苦手なんだ。
とにかく、焦ってしまう。うまく理論立てて順序良く話ができない。
途中で、自分が何をしゃべってるんだかわからなくなって、さらに焦ってしまう。
でも、「会話」は苦手じゃない。気づいたら、「聴き手」に回ってることが多いけど、人の話を能動的に聴くのは好きな方だ。
人の話には、私が知らなかったことがたくさんある。未経験のものや、自分では体験できないこともたくさんある。学びもある。
気づいたらあいづちやうなずきが人一倍大きくなってて、前のめり気味に「それでそれで?」と話を聞いていると、相手が夢中になって楽しそうにしてくれる。
そんな相手を見るのもとても好きだ。
要は、一人で淡々と語るだとか、物事を説明するだとかそういうのが難しく感じて苦手意識があるということだ。
ブログを始めて、数年経つ。
読んでくれた人から、「すごくわかりやすかった!」と言ってもらえることが時々あって、とても嬉しく思うと同時に、「あ、これが私にとって最適な『表現方法』なんだ」と気づくことができた。
語るなら、説明するなら、私には「書く」というのが一番わかりやすく相手に伝えられる。
「書く」はとてもいい。「話す」にはない良さがある。
書いたことばを、見直せる。
書いたあと、誰かに読んでもらう前に視覚的にチェックできるというのは、とても大きい。
通しで読んでみて、「もっとこういう書き方をした方がいいな」「余白をここで入れておいた方が読みやすいな」と、微調整ができる。
「見て、確認し、修正する」という一連の流れができることが、「書く」メリットの一つだ。
色々と書いているうちに、文章力が上がっているという嬉しい特典もある。
タイピングも知らないうちに早くなる。
手書きももちろんメリットがあって、「最近スマホの変換ばっかりで手で書いてないから漢字忘れちゃった~」という「あるある事象」がある程度防げる。
また、手書きであれば、文章の間に吹き出しを入れたり、矢印でつなげたり、丸で囲ってみたり、思考の動きを自由に表現できる。
そのときの筆圧や書いている文字の感じで、そのときの心情も後で読み返した際に思い出せる。
やっぱり、「書く」ということは、私にとって武器だ。
「書く」ことが自分にとっての「自己表現」に適していると気づく前までの兆候がある。
たとえば、仕事の資料作り。
文章の内容ではなく、やたら句読点だとか、誤字脱字だとかが気になった。
ことばの配置が気になり、同じ内容を書くにしても、「書き方、表現の仕方」にこだわる傾向があった。
また、小さい頃から読書が大好きだ。
小説、自己啓発書、ビジネス書。。。
失恋したときに、「読書」にふけることで、現実逃避していたこともある。
基本的に、活字が好きなんだろうなと思う。読んでいて、ストレス解消になる。
あと、面倒くさがりのくせに、手帳に色々考えたこととか思ったこととかを手書きすると、落ち着く。
考えが、まとまる。ごちゃごちゃになった感情が、ある程度収まりの良い位置にいく。
ときどき、無性に思いのたけを綴りたくなる。
「話す」ことが苦手なあなた。
自己表現に、「書く」を取り入れてみてはどうだろう?
思いがけず、「得意」「好き」「楽しい」につながるかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?