寅のパンツに牛の角

来月はいよいよ節分会ですね。

鬼滅の刃ブームに乗るわけじゃありませんが、鬼はなぜ角が生えていて、虎側のパンツをはいているのでしょうか?

一般的に言われていることですけれど、方位の鬼門に由来しています。

時の帝に鬼の絵を描けと言われた藤原某氏が、見たことが無いものは描けないと考えあぐねていたところ、そうだ、鬼門は丑寅の方向じゃないかと言うことで、恐ろしい顔に牛の角をつけ、虎の皮のパンツを穿かせたとか。

鬼滅の刃に出て来る鬼は、みんなそう言う定型的な鬼ではないし、鬼の始祖、鬼舞辻無惨はイケメンだし、海外ではそのファッションからマイケル・ジャクソンと呼ばれてるしなぁ。

鬼門についてですけれど、東北=丑寅で表鬼門。西南=申未で裏鬼門と呼ばれます。裏鬼門は表鬼門と通じる邪鬼/死の通り道です。表鬼門には鬼が門番をしていて、そこには神の過日、永遠の命の象徴である桃の木が1万キロに延びる枝を伸ばし、たわわに実がなっています。鬼が防いでいるのは死です。命と隣り合わせの門、それが鬼門で、鬼の通り道と言うよりは、人間の手に余る生と死と言う大きなパワーの通り道なんですね。

これで思い出すのが、ディズニーアニメの「カンフー・パンダ」です。マスター・ウーグエ(亀)が死ぬシーンは、桃の木が生えています。生と死が表現されていました。

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