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50を超えたら、一度は大腸内視鏡検査を!

二回目の大腸内視鏡検査を終えました。
もともとお腹が弱く、すぐ下痢をすることが多く、2年前に初めて検査してもらいました。

以前からお医者さんも勧める検査ということで、恥ずかしいなぁと思いながらも一度やっておいたら安心かなと思い検査してもらいました。

事前の診察(消化器内科)で、看護師さんから説明を受けました。
その時は、まだ新型コロナウイルス感染拡大前でしたので、3日前から繊維質のものなどは食べず消化の良いものを食べ、検査当日に病院で下剤を飲む手順でした。(検査前日の夜に簡易的な下剤を飲みます)
検査当日、検査の3時間ほど前から、説明を受け、モビプレップというドリンクタイプの下剤を飲みます。
少し味の濃いポカリスエットのような味で、180mlのコップで一杯を10〜15分かけてゆっくり飲みます。
それを2杯飲んだら、こんどはミネラルウオーター(またはお茶)を180ml 1杯飲みます。
その下剤2+水1のセットを3〜4セット繰り返します。(全部で下剤1.5Lと水0.75Lほど)
およそ最初の1セットが終わる頃には、お腹がゴロゴロしてトイレに駆け込むことになります。
最初は固形物の便ですが3回ほどトイレに行く頃には液状に、そして3セットが終わる頃には、ほとんど水便になります。少し腸の壁面に張り付いていた繊維質のようなものが浮かんでいるうちはまだで、何も浮かぶものが無くなり綺麗な薄い黄色の液状になれば終わりです。私の場合は、4セット目にはほぼその状態になっています。
また、下痢という状態どはないので腹痛もなく、意外に気持ちよく老廃物が出ていく感じです。
ただ、下剤は味が濃いのでなんとなく喉が渇き、水が飲みたくなりますが、下剤2杯は体内に吸収されず便を流し、そのあと1杯の水分は体内に吸収されるようで、役割がきちんとあるみたいです。
その後、検査室に入りますが、その前に紙パンツ(お尻の方が開いてます)と検査着に着替えます。
検査台に横たわると、点滴、血圧、バイタルチェックの器具をセットし医師を待ちます。
医師が来て検査開始。
(痛みや不安がある場合は鎮痛剤を点滴されますが、検査後の回復時間もかかるので私は要望しませんでした)

検査台の右側に医師が座り、内視鏡を肛門から挿入するのですが、体は左向きに横になり膝を抱えるようにします。
医師が肛門に麻酔ゼリーを塗りますが、この時が一番痛みはあるかもしれません。
その後、内視鏡を肛門から挿入。
最初は違和感と痛みもありますが、しばらくするとほとんど感じなくなります。
カメラがどこにいるのかもわからないほど。(2年前の初回のときはなんとなくかんじましたが、医師の技術差により今回ははとんど無痛でした)
しばらくして小腸の入り口付近までカメラが到達すると医師からもその旨が告げられます。
途中、大の字になれ、とかまた横になれとか言われます。
検査はここからが本番。
カメラを抜きながら腸内の検査、画像保存をします。
ポリープや組織検査が必要なところがあれば、そこで処置するようですが幸に私の場合は二度の検査ではありませんでした。
少し違和感を感じるのは大腸の曲がり角あたり。
そして、最後直腸と肛門の辺りをカメラが行き来します。
これがけっこう苦痛。
早く抜いて欲しい…と思いながら、3回ほど行ったり来たりして…。
そして、最後はスッとカメラは抜けておしまい。

その後、医師の説明を受けて検査終了。

早い時は15分ほど。長くても30分ほどで検査は終わります。

終わってしまえば、胃カメラよりも負担が少なく、お腹もスッキリ綺麗になった感じで悪くないと思いました。

肛門からカメラを入れると聞いただけで、恥ずかしさもあるかもしれませんし、下剤を1.5Lも飲むという負担もあるかもしれません。
ただ、これで腸内が超綺麗になると思うと悪くない検査です。
腸内をくまなく観察できますし、万一何かあったとしても早めに見つかれば安心です。

50〜60歳くらいになったら一度はおすすめします。

なお、健康診断や人間ドックでの検査だと費用も高めですが、通常の診察で検査した場合は5千円(保険適用)程度です。

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