橋本病ー１

もう10年以上、乳癌検診を受けています。

きっかけは、患者さんが乳癌で亡くなる方が多くて
私自身もその最期を見ていると辛いことが多かったから。
この頃は、乳癌でも良い経過を辿る方がたくさんいるけれど、
一昔前は抗がん剤でボロボロになる方がやっぱり結構いた。

私自身の周りには乳癌に罹患したものはいないので
遺伝性のものは心配はあまりしていないけれど、
年に一度の検診は欠かしていません。

そんなことで、2年前の検診で甲状腺の検査を勧められる。
というのも、もともと行っている病院の先生が甲状腺もついでに
診てくれるんだけど、頸部エコーでたくさんの甲状腺腫があり
もう40歳も超えたし一度は甲状腺機能の検査を採血＆穿刺吸引やってみたほうが良いというので。

結果、悪性ではないけれど
ＴＳＨが高いので、追加で抗サイログロブリン抗体（TgAb）もやってみて。
結局は橋本病だろうという事。

それから乳腺外科ではなくて、甲状腺の専門病院へ転院して
年に1度はエコーや採血をしています。

橋本病というのは、日常にさまざまなことが起こる。
40歳で子供を産まなかった私にとって、更年期障害がずっと怖かったので
今は甲状腺を定期検査しながら婦人科でミニピルを処方してもらっています。

体調が悪くなることの原因のほぼすべてに
橋本病の症状があるので、いつも「えっ、甲状腺悪化した？」って思うけど
多分、そんなことはなくて今は薬を飲むレベルでないから大丈夫。

あと、10年もすれば甲状腺の薬を飲むんだろうね。
って、思っている。

自分が難聴になり、つぎは橋本病と言われた2018年の冬。
その時はそんなに落ち込まなかった。