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【起業アイデアに】ベトナムにあって日本にまだない、日本でもウケそうなサービス3つ

こんにちは、ベトナムジャンキーの三上蒼太(@sota_mikami)です。
ベトナムのITスタートアップについて調べるのが好きです。

日本のIT界隈にいらっしゃる方、新規事業に悩んでいませんか?
起業家志望のみなさん、起業アイデアに困っていませんか?

ベトナムのITスタートアップについて調べることが好きな私が選ぶ、
「ベトナムにあって日本にまだない、日本でも受けそうなサービス・アプリ」を3つご紹介します。

参考
約1年前に作ったベトナムスタートアップリストはこちら→ベトナムスタートアップリスト_20171028
※当時の情報であり、かつ完全に網羅しきっているわけではないということをご理解の上、お使いください。

今回紹介するのは以下の3つです。

○全国のジム施設と提携!フィトネスアプリ「WeFit」
○医療版弁護士ドットコム「ViCare」
○女性が仕事を探すならここ「canavi」

一つずつ見ていきましょう。


全国のジム施設と提携!フィトネスアプリ「WeFit」

ベトナムにはWeFitというフィットネスアプリがあるのですが、
全国に数千の提携クラブがあり、
1ヶ月3,000円弱のサブスクでどこでも何度でも利用ができるようになっています。

提携先は、
ヨガ、ジム、ダンス、スイミング、ボクササイズ、エステ、ボルダリング、アーチェリー etc..

日本にもほしい

WeFit公式ページはこちら

アプリ一つへの課金だけで実に様々なアクティビティが解放されるアプリです。

WeFitのFounder&CEOのグエン・コイ氏(27歳)は、ベトナム版のフォーブス30 under 30にも選ばれるほどの実力者。
2016年にはベトナムにおける有望株スタートアップとしての受賞もされていて、その名誉の通りになりつつあります。

平均月収3万円のベトナム感覚では、3,000円のサブスクは決して安くはありません。
日本の感覚では10,000円ほどになるでしょうか。
ただ、日本でも普通のジムがそのくらいの値段です。いや、下手したらもっと高いです。

この値段で、ジムに限らずスイミング、エステ、ボルダリング..といろんなセンターに出入りできるようになるのは非常にお得ですね。

提携店舗数は明示されていませんが、2017年初春の時点でハノイに200箇所、ホーチミンで100箇所の提携が完了しています。
そして当時、代表が「2017年内に提携クラブを全国数千か所に拡大したい考え」を示しており、数百規模に止まらないことは必至です。

ベトナムに移住したら真っ先に登録してサブスクしたいアプリの一つです。

『1万円程度でいろんなアクティビティ施設に出入りできるようになるサブスクサービス』
これは日本でも実現できるのでしょうか。
まずはどこかの都市やエリアでスモールスタートしてみたいですね。

できることなら、日本にも欲しい。

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追記(2018年9月15日)


現地スマホを購入し、wefitのアプリを入れてみたところ、料金プランが違っていました…

2017年初春に書かれたベトナムメディアの情報を参考にして料金把握していたのですが、
使い放題一択だったのが、回数プランと無制限プランに分岐したようです。値上がりもすごい。
使い放題、倍の値段になってる

2018年9月15日現在の料金設定は以下のようです。

・4レッスン / 31日 → 479K vnd(約2,500円)
・8レッスン / 31日 → 919K vnd(約4,600円)
・10レッスン / 31日 → 1,099K vnd(約5,000円)
・年間利用パッケージ → 14,400K vnd(約7万円)
・6ヶ月無制限パック → 7,200K vnd(約35,000円)
・3ヶ月無制限パック → 3,600K vnd(約15,000円)
・1ヶ月無制限パック → 1,200K vnd(約6,000円)


医療版弁護士ドットコム「ViCare」


ベトナムにはViCareという「医療情報プラットフォーム」があるのですが、

全国の現役医師に無料で質問ができたり、医師監修の記事があったり、医療機関等の口コミを調べることができます。

日本にも医療メディアは数あれど、お医者さんを巻き込んでの、この完成度はないのでは。

日本にもほしい

ViCare公式ページはこちら
医療版弁護士ドットコムと言いましたが、それに止まらないほどの医療情報がここにはあります。
また、ビジネスモデルも違います。
弁護士ドットコムのように、回答の閲覧に課金は必要ありません。

主な機能は、やはり医療・健康関連のQAです。
これ、すごいのがQAの管理を一部AIが担っているんです。

※グーグル翻訳なので日本語がおかしいのはご愛嬌

ユーザーが尋ねた質問に対し、過去に類似の質問があったので、botがそれに誘導してくれています。

この手法は、米国最大級のQAサイト「Quora」でもやっているそうです。

Quoraは自然言語処理と機械学習の技術を取り入れ以下を行なっている。

(1)質問の内容を分析し、専門知識を持つユーザーに自動で回答を依頼する、
(2)過去のQ&Aの中から、ユーザーの役に立ちそうなものを紹介する、
(3)スパム投稿や盗用を検出・除去する
ITメディア記事より引用)

ただ、ユーザーとして使っていて感じる恩恵は(1)がほとんどな気がします。
ViCareがやっているような(2)はあまり活発ではないのでしょうか。

医療情報という比較的緊急性を要するものにおいては、botでもなんでも、「早く回答/ヒント」が来る。
と言うことは非常に重要なのではないかと考えます。

ゆえに、ViCareを見ているとユーザーの質問は結構アクティブで、日に日に質問数が膨れ上がっています。

ViCareでは、他にも医療機関の口コミが見れたり、エステサロン系のクーポンが手に入ります。
おそらく、この送客機能でマネタイズしているのでしょう。

ちなみに、ViCareの創業者(29歳)もベトナム版フォーブス 30 under 30に選ばれています。

日本では以前WELQなどのキュレーションメディアの質についてが問題になりました。
その点、ViCareは現場のお医者さんの監修があり、情報の質が担保されています。
しかも、QAを重ねるごとにそのドメインパワーが強くなっていく仕組みができていて、先行者優位に働きやすいでしょう。

今、日本ではヘアラボ(旧ハゲラボ)のような特化型メディアはあれど、「医療情報プラットフォーム」と呼ばれるものは皆無に等しいと感じています。

レガシーな医療業界への切り込みという、比較的大きな労力はかかるであろうサービスですが、世の中への貢献とインパクト、また将来的な価値の大きさはかなりのものかと思われます。

日本にも欲しい。


女性が仕事を探すならここ「canavi」


ベトナムにはcanaviという「女性のためのキャリアプラットフォーム」があります。

フルタイム・パート問わない全ての仕事
モデルやラジオパーソナリティ等の仕事も
Webとアプリ

日本は女性向けの「転職」「パート」「クラウドソーシング」..とサイトが分かれてて統合されたものがない

公式ページはこちら

『女性向けの全ての仕事』があります。
特に、イベントコンパニオンやモデル、ラジオパーソナリティなど、女性特有の仕事も豊富です。

「女性がなかなか良い仕事を見つけられないし、コミュニティバイアスの影響で良い給料を得られない。そんな女性のために、キャリアパスを助けるサービスを作ろう」というビジョンのもと、運営されています。
「単に仕事を見つける場」ではなく、『次のキャリアにつながるためのプラットフォーム』となることを意識されているそうです。
素晴らしいですね。

日本にある女性向けのキャリア・仕事系のサービスとは一線を画している気がします。
女性向けの「転職サービス」「クラウドソーシング」「託児代行サービス」などはありますが、とにかくセグメントが細かい。
それらが統合された「ここ!」という場所がないように感じています。

かつ、単に仕事の依頼・請負の場だけでないという思想も素晴らしいです。

上記ページへのリンクはこちら

(クラウドソーシングサイトでも同様ではありますが)こちらのように、Canaviで仕事をしながら履歴書/CVを作成でき、人からの評価も透明化されます。
良い仕事をする人が、ソーシャルで次の仕事に繋がりやすい仕組みが構築されているのです。

Canaviの代表(28歳)は、アジアのフォーブス 30 under 30に選ばれています。
彼が見ている市場はベトナムに限らず、東南アジア全域とのこと。
ASEAN域内で、国をまたいで活躍する女性が増えるかもしれません。

日本でHRtechはバズワードの一つとなっていて、ホットな業界です。
特に「女性の社会進出」が遅れている日本にとって、これは求められているサービスかもしれません。
日本でもこんなサービスあればなぁ。

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今回は以上です。

「ベトナムにあって日本にまだない、日本でもウケそうなサービス」ということで、3つをご紹介しました。
何かの参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございます!サポートは次回の執筆に役立てさせていただきます。 普段はTwitterでつぶやいています 👉https://twitter.com/sota_mikami