見出し画像

Google Geminiが馬鹿すぎる(Googleアシスタント後継)

 AndroidのGoogleアシスタントがOTAでGeminiに置き換わり始めているが、踏まえておくべきことと使う「コツ」を結論から書く。

  1. 普段の動作モデルはGemini Pro(のはずだろうと推定するが、それにしても馬鹿過ぎる)。

  2. 最初からブラウザ版のGemini(Gemini Pro)利用する。

  3. 会話に入ると家電操作不能になるので、会話の最初に端的に家電操作を指示する。

  4. Googleアシスタントに戻すには、Googleアプリ→設定→Googleアシスタント→Googleのデジタルアシスタント→GeminiからGoogleアシスタントに切り替え

 まず3については当然だと思われる。AIにハードウェア制御をさせることのリスクを考えれば従来のGoogleアシスタントベースで行わせるのが妥当。

 1と3共通だが、自分が今、何のモデルと対話しているのか(nano/Pro/従来アシスタントベース等)が明示されていないため、利用者の不快感に繋がっている。

 Geminiは今のところ、AndroidのGoogleアシスタントで利用するととてつもなく馬鹿で、ブラウザベースだとマシな回答をする。これは前者のモデルがGemini nano、後者のモデルがGemini Proで動作しているからだと思われた。それほどまでに回答品質に天と地の差がある。

 なお、後述のコントのようなGeminiとの会話も、Gemini nanoベースだから発生したものだと考えていたが、それならば機内モードでも動作するだろうと思い試してみたものの、いずれも動作しなかった。そもそもnanoは公式発表ではPixel 8 Proが対応とされている。(同じSoCのPixel 8が非対応の意味が分からないが。)

  • 上位 Gemini Ultra 1.0(サービス名:Gemini Advanced、有料)

  • 中位 Gemini Pro(サービス名:Gemini、無料)

  • 下位 Gemini Nano(Pixel用, オンデバイス, 現時点での公式対応機種はPixel 8 Pro, Galaxy S24系統)

 なのでProなのだろうと思うが、質問への回答はGoogleアシスタント後継アプリとブラウザベースで著しく品質に差がある。ブラウザで利用した際には、ChatGPTほどではないが、ChatGPTに迫るような結果を表示するので、これに関してアプリと違って納得感がある。Geminiを利用するのであれば、Googleアシスタント後継のGeminiではなく、最初から確実にGemini Pro/Ultraを利用すべきだ。現状の品質であれば、別にGeminiからGoogleアシスタントに戻しても問題ない。

 最上位のGemini Ultraは未来を感じるものだが、個人利用者が接するGeminiの水準は極めて低い。決算のために無理やり出したんだろうかとさえ思う出来だ。強みであるはずのスマホへの一斉展開が、結果的に世間からのGeminiブランドの評判を下げてしまうのではないか。

 短期間でBard→Gemini, Gemini Ultra, 同Advanced, 同Pro, 同Nanoが出てくるブランディングのカオスさは整理すべきだと思う。少なくとも、Googleの今のGeminiのブランディングを肯定するにしても、Googleアシスタントは品質がまともになるまではGoogleアシスタントのままで良かったのではないかと思う。

 以下、笑ってはいけないGoogle Geminiとの会話(主にスクリーンショット)を残しておく。Androidでしか動作しないのにMacでのアンインストール方法を説明し始めるなど、壊れた発言を繰り返すGeminiを収めた様子を見ることができる。

ここから先は

151字 / 6画像

別冊すまほん!!定期購読プラン

¥980 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?