スクリーンショット_2019-02-13_4

好みの合うミスチル友達を見極めるための3つの質問

初めて買ったCDは「Tomorrow Never Knows」のシングル。
そんな僕は、以来20年以上,断続的にMr.Childrenの音楽に触れ続けてきました。

僕「ミスチルが好きです」
Aさん『え、私も~』
Bくん「おれもー,今度カラオケいこうよ!」

↑超メジャーバンドなので,珍しくもなんともない会話ですね。(少なくとも昭和生まれにとっては)

けれど,ちょっと待ってほしいのです。
ミスチルは時代と共に,変化し続けているバンドです。
私とAさんとBくんの好きな“ミスチル”は,果たして同じなのでしょうか・・・?
そんな時,好みが合わなくてカラオケで気まずくならないか,予防線を張るための質問をお伝えしますよ!

***

❶「Versus」は好きですか?(それより後と比べてどっちが好き?)

Versus:3rdアルバム。1993年発売。
http://www.mrchildren.jp/disco/#album/album03

この3rdアルバムには
「メインストリートに行こう」
「LOVE」
など,軽快さ,シンプルさを感じる曲が多く収録されている印象が強いです。
前作2ndアルバムの「Kind of Love」は,そんな曲がさらに多い。
(他にも同年カップリングの「君の事以外は何も考えられない」など)

僕は音楽評論的なことはよく分からないけれど,
ごく初期のミスチルの路線は,シティポップと呼ばれます。
一方,いまのミスチルはロックバンドと形容されることが多いと言えます。
その初期のシティポップ路線の最終盤に当たるのが,この3rdアルバムなのです!

つまり,versus前後の好みを聞くことで,
シティポップ路線 ←←←→→→ ロック路線
のどちらに好みが寄っていそうか,予想できるのです!!

o0(そもそも初期のアルバムは知られてない場合もあるよ! 気をつけよう!)

***

❷「ニシエヒガシエ」は好きですか?

ニシエヒガシエ:
14thシングル。1998年発売。
1999年に7thアルバム「DISCOVERY」に収録

これは「デジタル色が強い」と表現される曲。
なんというか,ハードなんですよね。
誤解を恐れずにいえば,広く受け入れられるタイプではない。
ミリオンセラーに達しなかったのも,さもありなん。

「ニシエヒガシエは好き?」と聞いてみて、YESどころか大好きだった場合,”一般的”なミスチルファンとは目線が違う可能性が高いと思われます。
もし貴方がシティポップ寄りである場合、お気をつけあそばせ。

***

❸「掌」は嫌いですか?

掌:25thシングル。2003年発売。
  2004年にアルバム「シフクノオト」に収録

攻撃的な音に,”社会派”な歌詞。
でもキャッチーなメロディ。
(もちろん初期にも皮肉めいた歌詞の曲はあるのだけれど)

少し遡ると
「傘の下の君に告ぐ」(1997年)
同時代だと
「タガタメ」(2004年)
なども同じ系統に括っています,僕は。
これらを「ダークサイド桜井」とでも呼びましょう。

個人的には,ダークサイド桜井的楽曲が好みな人とは,深い付き合いをしやすいです。
一方で,このタイプの曲を好きじゃない人も多いと感じます。
特に歌詞。
(Versus好きな,とある友人は好きじゃない)

***

他にも
・「HERO」の前後でどちらの方が好きか
・「隔たり」のような歌詞を(略
といった質問も考えられそうです。
ぜひ背景も含めて教えてください。

なお,こういった質問でファン同士や、ファンと非ファンの分断をするつもりはありません!
自分自身の経験をとっても,YESだった質問に対してある時はNOになっていましたし,逆もまたしかりです。
人生の折々に合わせたミスチルとの距離感があるということだと言えるでしょう。

そして,こうやって変化を追えるほどの長い間,休止しつつも活動を続け、多様なファンを掴まえてきたミスチルは,改めて稀有な存在だなーと思うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?