検索とAIの融合が進むとサイトアクセス数は本当減るのか
【検索とAIの融合が進むとサイトアクセス数は本当減るのか】
作成 中小企業診断士 竹内幸次
AI開発が進み、
GoogleやBing等の検索結果の表示画面にもAIによる生成文章が載るようになった。以前はGoogle等はページを見つけるだけであり、人が複数ページを見て、情報を整理していたが、この収集と整理の機能をAIが担うようになってきた。
サイト運営のパフォーマンス
を見る指標として、以前からページビューやCTR(CTR=Click Through Rate)が使われてきたが、検索サイトと融合したAIが文章等をまとめてくれるのなら、各個別のページまで訪問する必要性が低くなる。つまりGoogle等を使って検索した人がAI生成文章のみに満足してしまい、実際に記述されているページまで来なくなる。
このことから、
古典的なページビューやCTRは徐々にサイトパフォーマンスの実態を表すものではなくなると思われる。
では我々中小企業がサイト運営
を続ける際に、何に注意して運営すればよいのだろうか。答えは「生成AIを読者の1人と考える」になるだろう。生成AIにとって価値あるコンテンツと思われることで、AI作成文章の引用サイトに選ばれると予想できる。
もっと詳しく言えば、
実際に検索する情報ニーズがる人にとって有用な価値ある情報を提供しているページはどこか、という観点で生成AIは引用ページを選定していると考えよう。
結果としてゆるやかに
サイトアクセス数は減るかもしれない。生成AIが自社の連作先まで整理して検索結果に表示するだけで新規顧客からのメールが来るかもしれない。
スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。
2024年6月24日に中小企業講演「中小企業の生成AI活用」を小金井市商工会工業部会工場分科会で行います。
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