見出し画像

幹部以上、経営者未満の後継者が増えた

今日は幹部以上、経営者未満の後継者が増えたについてです。

【幹部以上、経営者未満の後継者が増えた】

作成 中小企業診断士 竹内幸次

・社長が60歳代になると、

周囲からも後継者のことを話題にされることが増える。実際、私が関与する中小企業でも後継者が決まらない、十分に育っていないという相談が増えている。

・よくある悩みは

「部長等の幹部社員よりは意識が高いが、経営者としての視点や覚悟を感じない」というもの。

・理由の根底には、

日本の未来へ夢が持てないということがある。現社長が起業したり、会社勤務を始めた頃とは世界の中の日本の存在感がまったく異なる。

・また、自由な発想や行動、

差別化された製品や視点が減り、個性を削ぎ取るかのような組織運営ルールも散見される。ミスを発生させないためのルールだが、そもそも新製品や新規事業はミス(失敗)を重ねて実現するもの。現状を円滑に(無難に)回すことが優先され、試す喜びも、挑戦する意欲も減退している。

・後継者が育たない理由を、

後継者だけの問題と捉えてはいけない。日本の問題、組織風土の問題、そして現社長の問題もあることを理解しておこう。

スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2023年6月29日に講演「小規模事業者のデジタル化支援」を日本政策金融公庫令和5年度お客さま支援指導力向上研修(課長向け/職員向け)で行います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?