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安売りと経費削減の末路
今日は安売りと経費削減の末路についてです。
【安売りと経費削減の末路】
作成 中小企業診断士 竹内幸次
安売りと経費削減(とくに人件費削減)
はこの30年間の日本経営の特徴だった。消費者が買う気になるまで価格下げたり、マスコミの話題になる、つまり宣伝広告費として価格を下げたり。
日本各地に増える訪日外国人
のオーバーツーリズム状態は、30年間の安売りと経費削減がもたらした円安の結果だ。これは我々日本人が選んだ道。
先日、経営立て直しのために
経費削減を勧めた老舗企業の倒産が報じされた。技術はあるのに倒産した。市場変化とコロナ禍、そして円安による資材高等に対して経費削減で利益を出そうとしたが続かなかった。
当然だが経費削減で残した利益
は通常状態の、事業自体の価値とは言えない。見た目の決算書を黒字にするだけであったり、金融機関の指導成果の演出に過ぎない。
本来の稼ぐ力を発揮すること、
価値に見合った価格で売ること。これがビジネスの基本だ。
安売り
と経費削減の末路は倒産が待つ。心しておきたい。
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2024年7月23日に中小企業講演「価格転嫁の進め方と交渉のポイント」を横浜商工会議所で行います。
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