軽くなった「戦略」という言葉
今日は軽くなった「戦略」という言葉についてです。
【軽くなった「戦略」という言葉】
作成 中小企業診断士 竹内幸次
・単なる計画を戦略と表現することも増えた。
本来は概念的には計画の方が広い言葉で、計画の中でも競合を強く意識した計画をとくに戦略という。しかし最近では競合を意識しない単なる実行計画を戦略と表現している中小企業も多い。
・また、戦略は「戦うための策略」のこと
であり、一方で「戦うことを省略する」ことでもある。真っ向から勝負することと、勝負を避けること。両方とも競合を意識しているから立派な戦略になる。
・さらに、戦略を作るためのメソッド
やテンプレートが増えたため、そのテンプレートに文字を入力すれば戦略ができると勘違いしている人も増えた。最大公約数的に作られたテンプレートでもそれなりの効果はあるのかもしれないが、本来は自社なりの方法やアプローチ、着眼点の差別化で競合よりも市場を獲得したり、高い満足を得ることができるものである。
・中小企業経営者の皆様、
御社はテンプレートによくあるSWOT分析や3C分析やPEST分析等のキーワードを多用するだけで、考え方になんら個性がない物まね作文を戦略と思い込んでいませんか?
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2022年10月6日に講演「現場から考える、小規模企業のデジタル実践活用術」を神奈川県商工会連合会経営指導員研修会で行います。
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