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トキワ荘にみる日本再生のヒント

今日はトキワ荘にみる日本再生のヒントについてです。

【トキワ荘にみる日本再生のヒント】

作成 中小企業診断士 竹内幸次


先日、東京都にある

豊島区立トキワ荘マンガミュージアムを視察した。手塚治虫、藤子不二雄、鈴木伸一、つのだじろう、石森章太郎、赤塚不二夫等、著名な漫画作家が暮らした共同アパートだ。

訪問した目的は、

才能ある人が集まり、才能が社会に認められ、新しい価値観を世に示す手法のヒントを得るため。

トキワ荘内には多数の

情報パネルがある。それによると、トキワ荘に自然に才能ある参加が集まったのではなく、漫画家の寺田ヒロオによる「空いた部屋には若い同志を入れ、ここを新人漫画家の共同生活の場にしていきたい」という思いがあった。「新人漫画家同志で励まし合って切磋琢磨できる環境をつくりたい」と。

キーワードは、

ビジョン、若い同士、共同、切磋琢磨。この発想は日本経済にも必要なことであり、人口減少に苦しむ地方経済や商店街にも当てはまる有効な視点だと感じた。

トキワ荘に作家が暮らしていた当時は、

今ほど有名ではなかったため、生活は赤字であったとのこと。作品収入よりも、映画を見る費用や皆で飲食をする費用の方が多かったためだ。この新しい刺激を受ける(映画)投資や、交流への投資も才能が開花して社会に認められるエネルギーになったのだろう。

ヒントを沢山得ることができたトキワ荘だった。

▲豊島区にあるトキワ荘。1人500円で入場できる
▲共同の炊事場。風呂がなかったのでここで身体を洗った作家もいた
▲ある作家の部屋の再現
▲最盛期のトキワ荘の部屋割り。著名な作家が並ぶ

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