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【ITプロジェクトマネージャー♯7】人と人の関係が大切

これまで、多くの技術的な知識や管理スキルを記載してきました。
私が最も重要視しているのが「人と人の関係」です。

技術がピックアップされがちなITですが、
長い期間、成果を出すプロジェクトマネージャーは、
必ず人を大切にします。

3つのポイントから解説します。

1.コミュニケーションの質がカギ

プロジェクトマネージャーにとって最も重要なスキルの一つが「コミュニケーション能力」です。
プロジェクトの状況や進捗、リスクなどを正確に伝えることはもちろん、
チームメンバー同士が円滑にコミュニケーションできる環境を整えることもマネージャーの役割です。

チーム内のコミュニケーションが不足していると、
誤解やミスコミュニケーションが発生しやすくなり、
それがプロジェクト全体の遅延や失敗につながります。

逆に、オープンで信頼できるコミュニケーション環境が整っていれば、
メンバーは自分の意見や懸念を率直に伝えられるため、問題が早期に解決されることが多いです。

現場の状況を知っているのは作業している方々です。
そういった方が適切にアラームを上げられる状況が大切です。

2.信頼関係がチームの結束力を高める

ITプロジェクト、しばしば予期しない問題が発生します。
チーム内の信頼関係が強固であれば、メンバーは互いをサポートし合い、
困難な状況を乗り越える力が生まれます。

プロジェクトマネージャーがチームメンバーに対して信頼を示すことで、
メンバーは自信を持って業務に取り組むことができ、主体的な行動が促進されます。

信頼を築くためには、プロジェクトマネージャー自身が誠実であること、
そして公平であることが大切です。

マネージャーだからと偉そうな態度を取る方が(たまに)いますが、
偉いのではなく、役割であることを認識してほしいです。

定期的な1対1のミーティングを通じてメンバー個々の状況やニーズを
把握し、サポートを提供することも効果的です。
信頼は一朝一夕で築けるものではありませんが、
時間をかけて少しずつ積み上げていくことが必要です。

3.相互理解を深める

プロジェクトは、異なる専門分野や背景を持つ人々が
集まって進められます。
相互理解を深めることがプロジェクトの成功には欠かせません。

メンバーの多様な視点やアイデアは、
プロジェクトに新たな視点や創造的な解決策をもたらします。
しかし、文化や価値観の違いが原因で、
意見の対立や摩擦が生じることもあります。

ここでプロジェクトマネージャーの役割が重要になります。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが互いを尊重し、
協力し合える環境を作るためには、
プロジェクトマネージャーが率先してメンバー間の調整役を担う必要があります。

各メンバーが自分の意見を自由に表現できる雰囲気を作り、
違いを理解し、共通の目標に向かって協力できるようなチーム文化を醸成しましょう。

4.最後に

正直、私も色々な方々に助けていただいてばかりです。
率直に意見を言っていただき、どれだけ助けられたか。

プロジェクトマネージャーは、技術や管理スキルよりも
根底にある人間性を磨く必要があります。
まだまだ私も研鑽中です。

最後までありがとうございました。
笑顔の日がたくさん訪れるよう、共に頑張りましょう。