今話題の中国版TikTokとは?
中国版TikTok、Douyin(抖音・ドウイン)は、日本でもお馴染みのTikTokの本家となっています。MAU(Monthly Active User)は6億を超え、DAU(Dayly Active User)は3億を超えています。
そんなDouyinについて簡単に説明していきます。
Douyin(抖音)とは?
実はTikTokがDouyinの国際版です。
基本的にはショート動画(数秒〜数十分の動画まで対応)中心のSNSになります。基本的な部分に関してはTikTokと同じです。
ショート動画という特性から、ユーザーは沢山の動画を視聴することができ、興味がない動画は簡単にスキップできます。
興味のある動画を探しているうちに長時間利用してしまうなど、中毒性が問題視されているアプリでもあります。
Douyinに関してはUI(ユーザーインターフェイス)はほとんどTikTokとほぼ同じで、TikTokに導入されていない機能が多数存在します。
ビジネス背景
スタートは中国
TikTokの印象が強く、中国版TikTokといわれることが多いですが、実は2016年9月に中国市場にリリースされたのが初めてです。ちなみにTikTokは2017年にリリースされています。
MAU・DAUが圧倒的
MAUという言葉はよく聞いたことがあると思います。例えば、Instagramですと国内MAUは3300万人と言われています。
DAUまで出しているプラットフォームは少なく、Douyinに関しては3億を超えているとのことで、3億人もの人が毎日アクティブに使っているアプリになっています。
幅広いユーザーが活用
日本でTikTokといえば、10代をはじめとする若い層が使っているイメージがあるかと思いますが、Douyinは10代〜40代まで幅広い方がユーザーとなっています。Douyinを見たらわかりますが、TikTokよりもしっかりしたコンテンツが多く、勉強系のものもあったりと、幅広いコンテンツがクリエーターにより発信されています。
Interest E-Commerce(興味EC)
Douyinはコンテンツ発信だけでなく、EC機能も追加されています。中国の越境ECという仕組みを活用したDouyin Shopも整備されています。
保税倉庫を活用した海外旗艦店を出すことも可能。越境EC減税も適用されるものになっております。
こちらは後ほど、詳しく紹介します。
広告収入ランキングNo1!
さまざまなプラットフォームを差し置いて、Douyinが一位となっています。2位は同じくバイトダンス社のニュースアプリでバイトダンスにとっての大きな収益柱となっています。中国で使われているネット広告の約3割がDouyinに集中しており、圧倒的な存在感を得ています。
機能別に紹介
SNS機能
興味EC
機能まとめ
ショート動画にEC機能がついた形になっており、他のSNS、ECと圧倒的な違いがあります。
中毒性のあるショート動画は日本同様、世界中で人気となっており、ユーザー数は世界各国で鰻登りとなっています。
SNS検索をするというよりは、日常的に興味のある新しいものをリコメンドで見つけるといった動線になることが、おそらく、REDなどとの違いです。
日本企業の事例
資生堂
言わずと知れた、中国市場で大きな成功をおさめている企業の一つです。毎日ライブコマースを行っています。びっくりするぐらいの頻度です。
ショート動画も上げており、ブランディング、マーケティング、販売まで一貫して展開しています。中国進出の見本のようなものとなっております。
株式会社ARTISTIC&CO GLOBAL
日本の中小企業で最も成功している会社のひとつで有明な株式会社ARTISTIC&CO GLOBALです。W11で30億円近くの売り上げを叩き出す企業です。ブランドの発信をDouyinでも行なっています。発信頻度は高く、中国、日本でのプロモーションを行なっています。参考にすべきアカウントの一つです。
アカウント作成方法
ダウンロードはApp Storeから可能です。
しかし、投稿は中国のID、電話番号が必要となっているので、ほとんどの場合、代行会社を通して運用をしています。
DouyinECに関しても申請のハードルが非常に高く、現状はTmallGlobalに出店している会社が対象になっています。
日本のバイトダンスにもDouyinECの部署があります。
ちなみにそこの責任者の方はAlibaba Group出身です。
以上簡単にですが、Douyinについてまとめてみました。
参考になれば幸いです。
是非、スキをお願いします。
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