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24時間100kmウォーク(5)

平塚の第1フードステーションを出るとすぐに相模川を渡る湘南大橋。大きな橋で右手は海、最高に気持ちのいいウォーキングスポット。それが終わると海岸線へ。茅ヶ崎から江ノ島までずーっと海外線を歩く。遠くに江ノ島が小さく見える。初めて歩く人は見えている江ノ島になかなか着かず、うんざりするらしい。しかし筆者はここが一番好きなコース。

ビーチ沿いを少し歩くと左手には外国にあるようなカフェが。サザンビーチカフェ。いつも賑わっている。いつかここにお茶しに来たい。また、少し歩くとサザンビーチモニュメント「茅ヶ崎サザンC」がある。直径3.5mのアルファベットCを形取ったモニュメント。向こうには烏帽子岩が見える。サザンオールスターズのアルバムジャケットにもなったものらしい。ウォーキングを止めて写真を撮る参加者も多い。さらに途中ビーチデッキで気ままに休んでいる人やBBQをやっている人がいたり見ていて楽しい。スケートボードのスポット、ビーチバレーコートもある。周りを見て歩くだけでも楽しい。この大会で湘南ビーチを歩くのが一番の魅力だ。

いよいよ江ノ島水族館が見えてくる。その向こうが第1チックポイントのクラゲ広場だ。太陽も西に傾き空も赤く色づく。振り返ると海越しに富士山も見える。綺麗だ。

第1チェックポイントに到着。36km歩いた。歩き始めて約6時間20分が過ぎた。ビギナー部門の参加者はここがゴール。筆者はしばし休憩。ゼッケンのバーコードを読んでもらい、フードをもらえる。おにぎり、バナナ、小さなプッチンプリン2つもらい栄養補給。歩いているとなかなか空腹を感じがしない。しかし、補給しないと体が言うことを聞かなくなる。少し無理してでも食べた方がいい。長い時間も休めないので、さっと食べ、足にはワセリンを塗る。そしてソックスの交換。足は肉刺ができるのでドライな状態にしておきたい。

ところで、肉刺はどうしてできるのだろうか。肉刺は普通水膨れができる。そしてひどくなると水膨れが破れ血まで出てくることがある。肉刺は火傷だとのこと。靴の中で足が蒸れると皮膚が柔らかくなる。そこに靴や靴下などで摩擦が繰り返されることで発熱し火傷状態になるとのことだ。だから、足の摩擦を避けるためにワセリンが良い。さらに蒸れないようにすると皮膚が弱くならない。知っていれば対策も可能だ。

ここでもトイレに行き、横浜に向けて出発。秋も深まり日暮れも早い。頭にはヘッドライト、背中のバッグにはもらったルミカライト(ペンライト)をつけて安全を確保。次の第2チェックポイント横浜児童遊園地まで20kmにチャレンジ。

つづく

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