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24時間100kmウォーク(3)

年齢のせいで脂肪がつきやすい体である。だから日頃は少なめの食事を摂るよう心がけている。しかし、大会前1週間は体力をつけるため通常の食事に戻した。これが本番で功を奏する。

いつも大会前日に小田原入りする。当日会場に赴くことになると朝5時起きしなければならない。その分睡眠時間が不足する。今回のスタートは朝10時、受付は9時からだからゆっくりと受付もできる。

それ以上に小田原入りの夕食が楽しみだ。小田原といえば海鮮ものとイメージするだろうが、今回は釜飯の鳥ぎんへ。焼き鳥数本と釜飯、ビールに日本酒で大満足。翌日の準備はできた。

10月30日朝は6時過ぎには起床。シャワーを浴び、朝食を摂っていざ出陣。

小田原城へは徒歩で5分。すでに参加者が大勢いる。

今回の東京エクストリームウォークは前回までとは少し違っていた。クラス分けられている。ビギナーズ部門(36km、8時間30分制限)、チャレンジ部門(100km、26時間制限)、エキスパート部門(100km、24時間制限)の3つだ。それぞれスタート時間が異なる。チャレンジ部門は8:00、ビギナーズ部門は9:00そしてエキスパート部門は10:00。筆者はエキスパート部門にエントリー。10:00スタートだ。

小田原城に着くとすでにチャレンジ部門は出発を終え、ビギナーズ部門の参加者がスタートしてるところだった。人数が置いため約50人づつのウェーブスタート。それは1,600人以上が一度に公道を歩いたら大変なことになる。3分ごとに分かれてスタートだ。

受付を済まし、荷物を預けいよいよスタートを待つ。スタート15分ほど前になると集合がかかる。気持ちが昂ってくる。過去2回経験しているが、やはり100kmという長距離を歩くのだから不安はある。事前に作った自分のスケジュールが守れればしっかりと歩けるはずだ。

ふと見ると前にいるのはアメリカ人だろうか。日本人の友達と参加しているようだ。赤いサンタクロースの帽子をかぶっている。はちみつのチューブを何本も持っていて、友達にも数本分けている。後ろには結構お年をめした人が数名並んでいる。凄い、70代のような方が100kmを24時間で挑戦しようとしている。負けられないなと思いながらいよいよスタート。筆者は第二ウェーブでのスタートとなった。

ホーンが鳴らされた。100kmウォークの開始だ。

つづく

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