見出し画像

安心を着て雪かきをしよう!

今年の北海道は記録的な大雪で市民は雪かきに追われています。幹線道路や生活道路の除雪、排雪も追いつかず、幹線道路は普段2車線のところも1車線しか使えず、路肩には人の背丈をはるかに超える雪が積み上げられていて見通しがとても悪い状況で、大渋滞が発生しています。

世界一雪に強い大都市だったはずの札幌も今年の大雪にはなすすべもないと言ったところでしょうか。

雪かきは重労働です。特に加齢によって体力が低下しているお年寄りや、女性などにとってはきつい作業です。でも、雪はそんなことも感知せずに降り続きます。自分の体力に合わせたペースで作業ができないため、疲労が溜まり腰痛発症を多く引き起こします。

雪かきは、スコップを使って雪を放り投げる動作と、スノーダンプ(ママさんダンプ)やプッシャー(雪おし)で雪を押し付ける作業があります。

雪かきスコップの多くは柄が長く雪をすくう部分が大きいので、湿った重たい雪の場合、すくった雪の部(作用点)と身体(力点、支点)が遠くなり、体幹に大きな負担がかかります。今年のような大雪の場合、雪を前に放るのではなく、高く積み上げなければならないので余計に力が必要になります。また、捻りの動作も入るので体幹部、腰に疲労が蓄積し、腰痛を発症することになるのです。

雪押しの場合も、重い雪を大量に運ぶ場合は、重心を低くして腰に直接の負担がかからないようにしなければなりません。お相撲さんのすり足のような運動になるので体幹と腰を普段からしっかりと鍛えていないと腰痛の原因になります。さらに、体幹や足腰が弱いと雪面で滑って転倒するなんてことも起きがちです。

降雪地帯に住む以上、避けられない雪かきですが、これを安全に安心してできるようにアシストするのが「スマートスーツ」です。

スマートスーツは、中腰姿勢時に背中とお尻に配置したゴムが伸びて、収縮しようとする力で上半身を持ち上げ、同時にお腹周りを占めるコルセット効果を得ることができます。

雪かきの腰への負担をスマートスーツが最大で25%も受けてくれるので、負担は3/4 程度に軽減することができます。

もっと補助された方が良いとの意見もいただくのですが、補助力を上げると着心地が悪くなったり肩などに逆に負担がかかります。何より、あまり補助しすぎると体力が低下してしまいます。

人は最大筋発揮力の70%程度で毎日運動すれば、体力は落ちにくいと言われています。適度な負荷があるから、雪かきも楽しく、快適にすることができるのです。

今年のような大雪の場合、特に高齢者は雪に閉ざされ家に引き篭もりがちになります。昨年や今年は新型コロナウィルスによるまん延防止などで、ステイホームが習慣になり出歩かないという人も多いでしょう。

高齢者は体力が戻るのに若い人よりも時間がかかります。
春になって活動的になるためにも適度な運動が必要です。

雪かきには、スマートスーツを着用して腰痛を予防しましょう。