マガジンのカバー画像

SmartHR プロダクトデザイン

53
株式会社SmartHR のプロダクトデザイングループの発信をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#デザイン組織

これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

マルチプロダクト戦略における「使いやすさ」の商品価値を確立する

こんにちは、プロダクトデザイン本部 ダイレクターのfumiya(@tyoys00)です。 社外に向けて記事を発信するのはだいぶお久しぶりになります。 皆さま、息災におすごしでしょうか? さて今回は「週間プロデザ by SmartHR」の一本目の記事として社内のプロダクトデザイナーに向けて執筆したドキュメントを公開します。 このドキュメントはマルチプロダクト戦略を取る事業においてプロダクトデザイン組織はどのように戦うべきかをアジテーション気味に執筆したものです。 マルチプロダ

デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?

こんにちは、SmartHRのプロダクトデザイナーをしているうえんつ(@wentz_design)です。最近は「プロダクトデザイン統括本部/プロダクトデザイン本部/労務プロダクトユニット/ユニット長」という肩書で生きています。 最近本業のことをあまり発信できていなかったので、今回は去年1年間のプロダクトデザイナー視点で組織学習の観点でデザインシステムへの取り組みについて振り返ってみた話と、その中で得た気づきを「デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?」という切り

役割・組織・キャリアからわかる!SmartHRデザイナー大全

はじめにSmartHRはサービス開始時点で1人目のデザイナーが入社して以来、使いやすいサービス・プロダクトをお客さまへ届けるため、デザイン組織を成長させてきました。 2023年現在、SmartHRのデザイン職は50名を超える人数が所属しており、組織や業務の分化によって各々が異なるミッションに取り組んでいます。 この記事では、SmartHRのデザイン職の種類や組織全容、そしてカジュアル面談などでよく聞いて頂く質問の回答を記載しています。 この記事でわかること SmartH

9.20「デザイナーズメイヘム!vol.2〜MoneyFoward vs SmartHR〜」試合結果報告

両雄、並び立たず。 『デザイナーズメイヘム!』は組織やスキル、専門性といった立場の異なるデザイナー同士が舌戦を繰り広げるいわゆるパネルディスカッションイベントである。 一度の試合中に複数のラウンド(トークテーマ)が設けられ、出場選手同士で意見を交わし、打ちのめされたほうが負ける。 第2回となる今回は、早くも企業間の対戦となった。 株式会社マネーフォワードと株式会社SmartHR。ともにBtoB SaaS領域で独自のデザイン組織を擁する組織ではあるが、規模・文化・役割におい

インターネットと人権と私

はじめまして。プロダクトデザイングループ (以下プロデザ) 4 人目の u です。 2020-03-01 にハードコア IA (インフォメーションアーキテクト) として SmartHR に入社しました。 ここ数年は uknmr という ID で活動していたんですが、「うこん丸」「うくんまー」「う○この森」などひどい言われようだったので社内では u と呼んでもらうことにしました。 前職は同じビルで同じ階にある mediba という会社で、おそらく六本木一丁目界隈では初の

愛しさと切なさと SmartHR プロダクトデザイン組織のバイブスのアゲ方と

はじめまして。SmartHR プロダクトデザイングループのおうじです。新人です。 はじめに断っておきますが、写真ご覧頂いている通り、あまり前が見えておりません。 目の前にあるであろうキーボードもディスプレイもほとんど見えておりませんので、現在念力を使ってこの文章を書いています。 入社の経緯と入社後の課題 私は今年 6 月に SmartHR へ入社し、いま 3 ヶ月が経過しました。 前職の送別会で名前を伏せ字にされたり、 尊敬していた同僚エンジニアから去り際に「裏切り