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SmartHR プロダクトデザイン

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株式会社SmartHR のプロダクトデザイングループの発信をまとめたマガジンです。
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これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

SmartHRの採用人事がプロダクトデザイナー体験ワークショップを受けてみた話

romisugi:こんにちは!SmartHRで採用人事をやっているromisugiだミ! 今日はプロダクトデザイナーの理解を深めるために、プロダクトデザイン本部 Directorのfumiyaさんが考えた「プロダクトデザイナー体験ワークショップ」を受けに来ました! 採用人事としていつも一緒にお仕事をしているけど、プロダクトデザイナーの人たちは「おぶじぇくと」とか「もでりんぐ」とかわけのわからない専門用語ばかりでなにを話しているかちっともわからないミ。 ほんと採用やってる私の身

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年5月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 5月のプロダクトデザイン本部マンスリーレポートです。 今月はゴールデンウィークがあったためかややあっさりめです。 デザインシステムの進捗の紹介先月のマンスリーレポートでデザインシステムへのモメンタムの高まりについて触れましたが、今月は以下のコンテンツが追加・更新されました。 取り返しのつかない操作 モーダルなUI CheckBoxコンポートの解説 ComboBoxコンポーネントの解説 Selectコンポーネントの解説 「取り返

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年6月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 6月のプロダクトデザイン本部マンスリーレポートです。 今月は2024年上期の最終月ということでこれまで仕込んできたいろんなものがドドッと公開された月でした。 デザインシステム更新のリリースラッシュ先月も紹介したデザインシステム拡充状況をお伝えします。 今月は上期最後の追い込みということもあって多くのコンテンツが公開されました(実はこの記事を書いている裏でも公開に向けてメンバーがレビューをがんばったりしています)。 デザインパターン「視線

タレントマネジメント領域でプロダクトデザインするのが面白い件

皆さんこんにちは。オオカワラ(@o_kwr)です。 急ですが、皆さん「タレントマネジメント」とは何かご存知ですか? 私も、プロダクト開発の中で出会うまでは言葉すら知らなかったのですが、以下のようなものです。 (以上、『日本企業のタレントマネジメント』石山恒貴より引用) どういった側面から提唱し、定義するかでだいぶ意味が異なる言葉であり概念であるのですが、私個人としては、企業の中で個人が最適に活躍できるように計画・実行し、ビジネス目標につなげていく営み、と捉えています。

アナリティクスから見えた、SmartHR Design Systemの今への"問い"

SmartHR VP of ProductDesignのおうじ(X / note)です。 最近、保護猫を引き取り『ダダ様』という名前をつけました。 ご想像の通りダダという名前はダダイズムから拝借しておりまして、我が家の既成概念を否定・破壊するような刺激的な猫になって欲しいという願いを込めて名付けました。 さて、プライベートで可愛い猫にアヴァンギャルドな名前をつけている間にもビジネスは加速していくもので、SmartHRもいまや二桁ものプロダクト群、1,000名を超える従業

出張!スナックぷろでざ スケジュールから見るそれぞれの働き方

皆さんこんにちは。スナックぷろでざのママをやっているオオカワラよ。 普段は、六本木一丁目のビルの一角でスナックを開いているのだけど、こんなご時世でスナック経営もなかなか厳しいわ(厳しすぎてチーママが一時クビになっちゃったのよ)。うちのスナックの様子を知りたい人は過去のYouTubeアーカイブを漁ってみるといいかも。 今日は週刊プロデザの編集長であるオオカワラさんから、スナックぷろでざで連載を持ってみないかと声をかけられて、それならお客様との会話の様子でもお届けしようかしらと

今更聞けない「労務領域」のデザインって何をしているの?

こんにちは、SmartHR のプロダクトデザイナーをしているうえんつ(@wentz_design)です。 現在は労務領域のプロダクトデザイン業のほか、最近はデザイナーのピープルマネジメント業をしています。 今回の記事では、主に SmartHR の「労務領域」のプロダクトデザイナーがどんなことをしているのか、またどんなところにやりがいがあるかをお伝えできればと思っています。 ※なお、「プロダクトデザイナー」が繰り返されると読みづらくなるため、本記事内では「デザイナー」として

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート 2024年4月

こんにちは。『週刊プロデザ』の中の人のfumiya(tyoys00) です。 週刊プロデザは、「SmartHRのプロダクトデザイナーたちの最新の動向や取り組みを皆さんにお届けするための情報発信の場」です(o_kwr編集長の記事から引用)。 なので、最新の動向をお届けする一環としてマンスリーレポートを書くことにしてみました。 毎月月末に公開予定です。 「へー、SmartHRのプロダクトデザイン組織は今こんなことしてるんだぁー」と気軽に読んでいただけたらと思います。 それではどう

SmartHRのプロダクトデザインシステム史上最大のアップデートがはじまります。 ー SmartHR Design Systemの現在地(2024年4月版)

こんにちは、SmartHR プロダクトデザイナーの@versionfiveです。 SmartHR Design Systemを公開して5年近くが経ちます。 立ち上げから携わっている私から、SmartHRのプロダクトデザインシステムが現在直面している変化と、それに向けた私たちの取り組みについてお話ししたいと思います。 振り返り:これまでの取り組みSmartHR Design Systemのこれまでの取り組みを記事や書籍から簡単に紹介します。 プロダクトのコンテンツを202

「週刊プロデザ by SmartHR」創刊によせて

こんにちは。「週刊プロデザ by SmartHR」の編集長のオオカワラ(@o_kwr)です。 今回は、新しくnoteで始めるSmartHRプロダクトデザイナーの情報発信マガジン「週刊プロデザ by SmartHR」について、その目的と始動の背景を少しご紹介します。 「週刊プロデザ by SmartHR」とは?「週刊プロデザ by SmartHR」は、SmartHRのプロダクトデザイナーたちの最新の動向や取り組みを皆さんにお届けするための情報発信の場です。私たちは、Smart

マルチプロダクト戦略における「使いやすさ」の商品価値を確立する

こんにちは、プロダクトデザイン本部 ダイレクターのfumiya(@tyoys00)です。 社外に向けて記事を発信するのはだいぶお久しぶりになります。 皆さま、息災におすごしでしょうか? さて今回は「週間プロデザ by SmartHR」の一本目の記事として社内のプロダクトデザイナーに向けて執筆したドキュメントを公開します。 このドキュメントはマルチプロダクト戦略を取る事業においてプロダクトデザイン組織はどのように戦うべきかをアジテーション気味に執筆したものです。 マルチプロダ

不確実性が高い状況でも、少しでも何か動いて道を開ける─「キャリア台帳」0→1の開発ストーリー

2024年2月8日、SmartHRは最新の従業員情報を1か所で確認できるタレントマネジメントの新しいプロダクト「キャリア台帳」をリリースしました。当初、2024年5月予定だったリリース時期を、約3か月前倒しした本プロジェクト。0→1のリアルな開発ストーリーを、担当したPMM、PM、プロダクトデザイナーの3名がお話しします! 登場人物の紹介 春|理想のイメージを共有する「夢モック」─まずはどんなプロセスで開発が進んだのか、順を追って聞かせてください。 里井:開発プロセスは

デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?

こんにちは、SmartHRのプロダクトデザイナーをしているうえんつ(@wentz_design)です。最近は「プロダクトデザイン統括本部/プロダクトデザイン本部/労務プロダクトユニット/ユニット長」という肩書で生きています。 最近本業のことをあまり発信できていなかったので、今回は去年1年間のプロダクトデザイナー視点で組織学習の観点でデザインシステムへの取り組みについて振り返ってみた話と、その中で得た気づきを「デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?」という切り