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SmartHR プロダクトデザイン

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株式会社SmartHR のプロダクトデザイングループの発信をまとめたマガジンです。
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これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

エンジニアからプロダクトデザイナーへの転向って実際どうなの?

__2023年某日。 こんにちは!僕はSmartHRでプロダクトエンジニアをしているkabetch(@kabetch_)! 入社してから4年くらいエンジニアとして開発に携わってきているけれど、ちょっとデザインにも興味を持ち始めて、少しだけ関わらせてもらってもいるんだ。 そういえば過去にこんな記事も書いていたな〜。もう2年も前か〜。 あれからデザインにはある程度自信を持って少しずつできるようにはなってきたけれど、なんかこう、もっとデザインをやってみたい気持ちもあるんだよね

働く環境は自分で作る。同じ考えを持つ“ネット上の知り合い”が、仲間になるまで

SmartHRでは、リファラル採用に力を入れています。それは、紹介者にも入社する方にも良い影響があるから。このインタビューシリーズでは、リファラルの紹介者とそれにより入社したメンバーに、そのプロセスや工夫した点、リファラル採用のメリットなどを幅広くお話しいただきます。第3回目に登場していただくのは、 プロダクトデザイン統括本部に所属する、プロダクトデザイナーの金森悠さん、浦聡宏さんです。 知っているのはハンドルネームと考え方だけ。インターネット上で知り合ったお二人 ──ま

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年8月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 7月のマンスリーレポートはお休みして7~8月合併のマンスリーレポートとしてお送りしています。 とは言え、ボリュームはいつもと変わりません(むしろ少ない)。 プロダクトデザイナーへの期待値の変化VPoPDの記事でもありましたが、ここ最近、社内ではプロダクトデザイナーへの期待値が変化を感じています。 SmartHRのプロダクトデザインは、精緻な情報設計をもとに使いやすいプロダクトを開発組織一丸となって作っていくことが主な期待値だったのです

プロダクトデザイナーたちに聞く「あなたのドメインの面白さはどこから?」

こんにちは。オオカワラ(@o_kwr)です。 わたくし、他の会社がnoteや自社ブログで発信している「会社や事業の魅力」を拝見するのがけっこう好きでして、どんなドメインにも面白さや難しさがあるんだな〜と思いながらよく読んでいます。 SmartHRでもそうですが、各社こうして発信をしていくのは、そこに共感していっしょに働いてもらえる人を増やす採用広報としての側面が大きいと思います。なので、求職者としての視点で様々な記事を読むことも多いのですが、そのときによく思うこととして「事

そろそろ、『スコープ』を超えたプロダクトデザインをしよう〜第666平行世界の記憶〜─シリーズE調達 SmartHR VPリレー連載#6

SmartHRは、2024年7月1日にシリーズEラウンドの実施と、新規領域への参入や、労務管理・タレントマネジメントの新プロダクトを発表しました。 シリーズEラウンドの実施や新領域への参入を受け、それぞれの管掌組織の挑戦や戦略について、SmartHRのVP陣がリレー形式でnoteを執筆します。 最終回はプロダクトデザイン統括本部長(VP of Product Design)の宮原さんです。 ※以降の文章は宮原本人が意図を持って執筆した文章であり、記載ミスではありません

UIデザイン使用性チェックリストの基準充足とメンバーの感想

こんにちは、オオカワラ(@o_kwr)です。暑さがとても厳しい今日この頃ですね。 UIデザイン使用性チェックリストの基準充足に取り組みましたSmartHRのプロダクトデザイン本部では、今年の頭から6月末の上期にかけて、メンバー全員でSmartHR Design Systemにおける「UIデザイン使用性チェックリスト」を運用できる状態にするために、必要なコンポーネントやデザインパターンとしての基準の充足を行ないました。この基準充足とは、コンポーネントやデザインパターンにおける

SmartHRの採用人事がプロダクトデザイナー体験ワークショップを受けてみた話

romisugi:こんにちは!SmartHRで採用人事をやっているromisugiだミ! 今日はプロダクトデザイナーの理解を深めるために、プロダクトデザイン本部 Directorのfumiyaさんが考えた「プロダクトデザイナー体験ワークショップ」を受けに来ました! 採用人事としていつも一緒にお仕事をしているけど、プロダクトデザイナーの人たちは「おぶじぇくと」とか「もでりんぐ」とかわけのわからない専門用語ばかりでなにを話しているかちっともわからないミ。 ほんと採用やってる私の身

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年5月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 5月のプロダクトデザイン本部マンスリーレポートです。 今月はゴールデンウィークがあったためかややあっさりめです。 デザインシステムの進捗の紹介先月のマンスリーレポートでデザインシステムへのモメンタムの高まりについて触れましたが、今月は以下のコンテンツが追加・更新されました。 取り返しのつかない操作 モーダルなUI CheckBoxコンポートの解説 ComboBoxコンポーネントの解説 Selectコンポーネントの解説 「取り返

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年6月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 6月のプロダクトデザイン本部マンスリーレポートです。 今月は2024年上期の最終月ということでこれまで仕込んできたいろんなものがドドッと公開された月でした。 デザインシステム更新のリリースラッシュ先月も紹介したデザインシステム拡充状況をお伝えします。 今月は上期最後の追い込みということもあって多くのコンテンツが公開されました(実はこの記事を書いている裏でも公開に向けてメンバーがレビューをがんばったりしています)。 デザインパターン「視線

タレントマネジメント領域でプロダクトデザインするのが面白い件

皆さんこんにちは。オオカワラ(@o_kwr)です。 急ですが、皆さん「タレントマネジメント」とは何かご存知ですか? 私も、プロダクト開発の中で出会うまでは言葉すら知らなかったのですが、以下のようなものです。 (以上、『日本企業のタレントマネジメント』石山恒貴より引用) どういった側面から提唱し、定義するかでだいぶ意味が異なる言葉であり概念であるのですが、私個人としては、企業の中で個人が最適に活躍できるように計画・実行し、ビジネス目標につなげていく営み、と捉えています。

アナリティクスから見えた、SmartHR Design Systemの今への"問い"

SmartHR VP of ProductDesignのおうじ(X / note)です。 最近、保護猫を引き取り『ダダ様』という名前をつけました。 ご想像の通りダダという名前はダダイズムから拝借しておりまして、我が家の既成概念を否定・破壊するような刺激的な猫になって欲しいという願いを込めて名付けました。 さて、プライベートで可愛い猫にアヴァンギャルドな名前をつけている間にもビジネスは加速していくもので、SmartHRもいまや二桁ものプロダクト群、1,000名を超える従業

出張!スナックぷろでざ スケジュールから見るそれぞれの働き方

皆さんこんにちは。スナックぷろでざのママをやっているオオカワラよ。 普段は、六本木一丁目のビルの一角でスナックを開いているのだけど、こんなご時世でスナック経営もなかなか厳しいわ(厳しすぎてチーママが一時クビになっちゃったのよ)。うちのスナックの様子を知りたい人は過去のYouTubeアーカイブを漁ってみるといいかも。 今日は週刊プロデザの編集長であるオオカワラさんから、スナックぷろでざで連載を持ってみないかと声をかけられて、それならお客様との会話の様子でもお届けしようかしらと

今更聞けない「労務領域」のデザインって何をしているの?

こんにちは、SmartHR のプロダクトデザイナーをしているうえんつ(@wentz_design)です。 現在は労務領域のプロダクトデザイン業のほか、最近はデザイナーのピープルマネジメント業をしています。 今回の記事では、主に SmartHR の「労務領域」のプロダクトデザイナーがどんなことをしているのか、またどんなところにやりがいがあるかをお伝えできればと思っています。 ※なお、「プロダクトデザイナー」が繰り返されると読みづらくなるため、本記事内では「デザイナー」として