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SmartHR プロダクトデザイン

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株式会社SmartHR のプロダクトデザイングループの発信をまとめたマガジンです。
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これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

ちいさくはじめた SmartHR Design System のいま(講演書き起こし)

こんにちは versionfive です。 最近はSmartHRのお知らせ機能や、実証実験プロダクト(未公開)のプロダクトデザインをしています。 この記事は、先日催されたイベント「激論!プロダクトデザイン 〜コンポーネントを定義し終えたデザイナーのための泥くさいデザインシステムの育て方〜」で発表した「ちいさくはじめた SmartHR Design System のいま」のスライドを元に、本編の書き起こしを編集したものです。 なお、イベント自体のレポートは別途発信されるはず

人前で成果物をレビューするときに、あなたは主語を意識していますか?

こんにちは、うえんつ(@wentz_design)です。 SmartHRのプロダクトデザイン本部でマネージャーをしています。 今回は、私自身の振り返りも兼ねて、自分がデザイン組織の中でレビューやフィードバックを行う際に、ピープルマネジメントの観点で意識していることを言語化してみようと思います。 前提となる私個人の考え方として、ピープルマネジメントには様々な手法や理論がありますが、確実な正解や答えは存在しないという思想を持っています。なぜなら、人によって成長や成功の定義も、

ビジネスインパクトをもたらすプロダクトデザイナー×PMMの現場

o_kwr:こんにちは〜。週刊プロデザ編集長のオオカワラです。本日はですね、私がモデレーターとして、プロダクトデザイナーのotiさんと、PMMのsatoa2さんのお二人での対談を皆様にお届けしたいと思っております。 satoa2:はい! oti:よろしくお願いしまぁす! o_kwr:プロダクトを通じて価値を生み出し、ビジネスに貢献していくというのはお二人に共通する部分であると思うんですけども、プロダクトデザイナーとPMMという職種、あるいは役割の差から何か見えてくるこ

プロデザのマネージャーが「ワークショップデザイナー」として取り組んだ3つのこと

こんにちは、SmartHRのプロダクトデザイナーのうえんつ(@wentz_design)です。 普段は労務プロダクトの開発者としてのデザイナー人格で発信することが多いのですが、去年から始めたマネジメント人格で考えていることや取り組みが積み上がってきたので、自分の中の学びを言語化するためにいくつか記事に残しておこうと思います。今回は、「ワークショップデザイナー」の考え方をマネジメント文脈で実践してみた施策の紹介になります。 なお、このドキュメントに出てくる概念の説明は、私の

私、SmartHRでプロダクトデザインをはじめました

はじめまして!2024年6月からSmartHRのプロダクトデザイナーになりましたFujithaです。 入社して早くも4ヶ月がたったので入社の経緯と入社して感じたことシェアしていきます。 自己紹介とSmartHRに入るまで私はインドのエンジニア一家の長女として日本で生まれ育ちました。 学生時代はサッカーに夢中になりスペインに留学したり、自分のルーツを知るべくインドの大学でVisual Communicationを学んだりといろんなことにチャレンジしていく中で、家族の紹介でUI

エンジニアからプロダクトデザイナーへの転向って実際どうなの?

__2023年某日。 こんにちは!僕はSmartHRでプロダクトエンジニアをしているkabetch(@kabetch_)! 入社してから4年くらいエンジニアとして開発に携わってきているけれど、ちょっとデザインにも興味を持ち始めて、少しだけ関わらせてもらってもいるんだ。 そういえば過去にこんな記事も書いていたな〜。もう2年も前か〜。 あれからデザインにはある程度自信を持って少しずつできるようにはなってきたけれど、なんかこう、もっとデザインをやってみたい気持ちもあるんだよね

働く環境は自分で作る。同じ考えを持つ“ネット上の知り合い”が、仲間になるまで

SmartHRでは、リファラル採用に力を入れています。それは、紹介者にも入社する方にも良い影響があるから。このインタビューシリーズでは、リファラルの紹介者とそれにより入社したメンバーに、そのプロセスや工夫した点、リファラル採用のメリットなどを幅広くお話しいただきます。第3回目に登場していただくのは、 プロダクトデザイン統括本部に所属する、プロダクトデザイナーの金森悠さん、浦聡宏さんです。 知っているのはハンドルネームと考え方だけ。インターネット上で知り合ったお二人 ──ま

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年8月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 7月のマンスリーレポートはお休みして7~8月合併のマンスリーレポートとしてお送りしています。 とは言え、ボリュームはいつもと変わりません(むしろ少ない)。 プロダクトデザイナーへの期待値の変化VPoPDの記事でもありましたが、ここ最近、社内ではプロダクトデザイナーへの期待値が変化を感じています。 SmartHRのプロダクトデザインは、精緻な情報設計をもとに使いやすいプロダクトを開発組織一丸となって作っていくことが主な期待値だったのです

プロダクトデザイナーたちに聞く「あなたのドメインの面白さはどこから?」

こんにちは。オオカワラ(@o_kwr)です。 わたくし、他の会社がnoteや自社ブログで発信している「会社や事業の魅力」を拝見するのがけっこう好きでして、どんなドメインにも面白さや難しさがあるんだな〜と思いながらよく読んでいます。 SmartHRでもそうですが、各社こうして発信をしていくのは、そこに共感していっしょに働いてもらえる人を増やす採用広報としての側面が大きいと思います。なので、求職者としての視点で様々な記事を読むことも多いのですが、そのときによく思うこととして「事

そろそろ、『スコープ』を超えたプロダクトデザインをしよう〜第666平行世界の記憶〜─シリーズE調達 SmartHR VPリレー連載#6

SmartHRは、2024年7月1日にシリーズEラウンドの実施と、新規領域への参入や、労務管理・タレントマネジメントの新プロダクトを発表しました。 シリーズEラウンドの実施や新領域への参入を受け、それぞれの管掌組織の挑戦や戦略について、SmartHRのVP陣がリレー形式でnoteを執筆します。 最終回はプロダクトデザイン統括本部長(VP of Product Design)の宮原さんです。 ※以降の文章は宮原本人が意図を持って執筆した文章であり、記載ミスではありません

UIデザイン使用性チェックリストの基準充足とメンバーの感想

こんにちは、オオカワラ(@o_kwr)です。暑さがとても厳しい今日この頃ですね。 UIデザイン使用性チェックリストの基準充足に取り組みましたSmartHRのプロダクトデザイン本部では、今年の頭から6月末の上期にかけて、メンバー全員でSmartHR Design Systemにおける「UIデザイン使用性チェックリスト」を運用できる状態にするために、必要なコンポーネントやデザインパターンとしての基準の充足を行ないました。この基準充足とは、コンポーネントやデザインパターンにおける

SmartHRの採用人事がプロダクトデザイナー体験ワークショップを受けてみた話

romisugi:こんにちは!SmartHRで採用人事をやっているromisugiだミ! 今日はプロダクトデザイナーの理解を深めるために、プロダクトデザイン本部 Directorのfumiyaさんが考えた「プロダクトデザイナー体験ワークショップ」を受けに来ました! 採用人事としていつも一緒にお仕事をしているけど、プロダクトデザイナーの人たちは「おぶじぇくと」とか「もでりんぐ」とかわけのわからない専門用語ばかりでなにを話しているかちっともわからないミ。 ほんと採用やってる私の身

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート_2024年5月

こんにちは。『週刊プロデザ』です。 5月のプロダクトデザイン本部マンスリーレポートです。 今月はゴールデンウィークがあったためかややあっさりめです。 デザインシステムの進捗の紹介先月のマンスリーレポートでデザインシステムへのモメンタムの高まりについて触れましたが、今月は以下のコンテンツが追加・更新されました。 取り返しのつかない操作 モーダルなUI CheckBoxコンポートの解説 ComboBoxコンポーネントの解説 Selectコンポーネントの解説 「取り返