【照明設備の省エネルギー】②照明方式の変更

今回は、オフィス向けの記事となっております。

タスク・アビエント照明方式とは

「タスク・アビエント」という照明方式について説明します。

どういうものかというと、
室内全体をほぼ均一な明るさで照らす「全般照明」と異なり、
作業を行う領域にのみ必要な照度を与え、
その以外には低い照度を与える照明方式です。

イメージにすると以下になります。
※黄色が照明で、イスとテーブルがあります。

メリット

この照明方式のメリットとして、2つ挙げられます。
①離席時に個々で、照明を切ることができる。
②作業領域以外の照度を下げることができる。

以上のことから全般照明に比べ、
消費エネルギーを大幅に低減することが可能です。

タスク・アビエント照明方式がオススメな事業所

以下の条件をより多く満たすオフィスでは、
タスク・アビエント照明方式が非常に効果的です。

・作業者1人当たりの専有面積が大きい場合
・部分的に1,000ルクス以上の高い照度を必要とする場合
・離席時間が長い場合
・フレックスタイムを採用している場合
・24時間の対応をされている場合

最近では流行病のせいで、
リモートワークを導入されている企業も増えております。
都内ではリモート率が57%を超えたという記事もあります。

マイナビニュース 
https://news.mynavi.jp/article/20200915-1306293/

在籍率が低い状況での、全般照明はもったいないです。
今後もリモートワークを採用していくのであれば、
選択肢の1つとして、タスク・アビエント照明方式を採用されるのは、
非常に効果的と考えられます。

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